2015年5月25日

特別講座(解説動画のヒミツ)

Filed under: 社会 — 漆 @ 5:15 PM

土曜にちらっとお伝えした、シンプルショーの特別講座の様子を教頭の石井から報告します。

5月21日、特別講座「解説動画のヒミツ」が、中学2年生3年生(参加者36名)対象に行われました。
講師は、株式会社simpleshow Japan プロジェクトマネージャーの丸尾朋子様とアシスタントプロジェクトマネージャーのキルク・アストリット様で、同社の吉田哲社長も同席されました。キルク・アストリット様は、ドイツ人で、高校時代に日本に留学経験のある方です。
解説動画は、新しい時代のプレゼンテーションツールとして脚光を浴びている手法です。

IMG_0463 simpleshow は、2008年にドイツで創業し、現在まで50を超える言語で解説動画を作成し、注目を浴びている製作会社です。simpleshow Japanは、2014年に設立されたばかりの若い会社です。

講座では、simpleshowの手法についての説明や、実際の解説動画を見るなどの講義があり、その後、全員がiPadを使用して、「国民総幸福量(GNH)」という用語について、ウィキペディアで学ぶ班とsimpleshow制作の解説動画を見て学ぶ班の2つ分かれ学習しました。

IMG_0467 学習後、すぐに、iPadを利用して、各自が4問のアンケートがとられ、その集計から、文字データに比べ、動画データの方が正確に理解でき、興味を引き出せるという結果を実体験しました。

解説動画の制作は、脚本→絵コンテ→撮影→編集という工程で、制作期間は1月近くになるそうです。伝えたい情報を(概要の説明)→(問題の共有)→(理想の提示)→(解決方法)→(結果、行動の喚起)という流れにまとめ、情報のシンプル化と物語化が大切とのことでした。

講義終盤の質疑の時間には、多くの質問がでました。伝えたい情報を、もっともっと正確に、興味深く伝えたいという生徒達の気持ちが伝わる質問が多く、回答される丸尾様、キルク様ともに、本当に丁寧にお答えくださいました。
最後には、文化祭でのクラス発表についてのアドバイザーになって欲しい等と依頼するというような品女生らしい質問(?)まで飛び出しましたが、同席された吉田社長からご快諾いただき、できる範囲での協力をお約束いただきました。
本講座は、無事終了いたしましたが、講座をきっかけにして、新しい関係がスタートする予感を感じました。