リーダーシップ G1カレッジ
リーダーシップというと特別な人のものと感じますが、そうではありません。私も、二十代から学校改革に携わり、立場に器が追いつかず、ずいんぶん悩みましたが、その苦しみの中から、リーダーシップというのは一人一人違い、志さえあればどんな人でもリーダーになれるということに気づきました。
リーダーシップには6つの誤解があると言われます。それをご紹介します。
誤解1:立場=リーダーシップ(ポジションパワーでなく、他者が主体的に動く影響力。リーダーの条件は、未来に対してビジョンを持つこと)
誤解2:マネジメント=リーダーシップ
誤解3:生まれ持ったもの(身につけられるもの)
誤解4:カリスマ性が必要(だれでも)
誤解5:ロールモデルが必要(個性を土台に作られる)
誤解6:リーダーは一人だけでいい(個性を活かすリーダーシップを全員が持つことが大事)
「文句を言う前にまず行動」が品女DNAですが、人口減少社会に向かう生徒たち世代は、以前に増して人任せにせず、一人一人が手を上げて様々な分野のリーダーになる必要があります。そんな思いから、スーパーグローバルハイスクールのプログラムの一つに「リーダーシップ講座」を入れました。4年生での授業に先駆けて希望者向けの特別講座を行いました。
高校生になり、部活や行事でリーダーの立場になることが多くなってきた4年生、それぞれ悩みやビジョンを持って参加してきました。
髙田からの報告です。
今日は4年生希望者を対象に「リーダーシップ講座 発展編」が行われました。この講座は2学期から行うリーダーシップ講座のエッセンスを少人数制で学ぶものです。
講師を務めていただくのは熊平セキュリティー財団専務理事の熊平美香先生、Learning for Allの李炯植様と中西啓介様です。
本日のテーマは「多様性を活かす対話」です。まず、ネパールに先進国のティーンエイジャーが訪れた時の資料映像を視聴してから感想を共有し、次にその感想の背景にある、過去の経験と価値観についても共有し、メンタモデルは経験や知識に基づき確立することを実感しました。 その後、
・評価判断を保留にして、多様なメンタモデルに学ぶことが大切。
・対話をする場合は「意見」のみを共有するのではなく、「経験、価値観」を合わせて共有すると共 感しやすく、新しい発想が生まれやすい。
・多様な意見から、意見の背景を合意形成するには議論の目的は何か、目的に照らすと何が優先されるべきか考えることが大切。
・リーダーなら、こうあって欲しいという願いはあり、その思いに反する意見や行動には怒りの感情が発生するのは自然なこと、ただし、リーダーシップを発揮するには願いは大事にして、怒りではなく、エンパシーに基づいて行動する。決めつける前に、相手について考えてみる最後に本日の体験をもとにリフレクションを行い(リフレクションとは自分の経験を内省し、成功の法則を貯めていくこと)本日の講座が終了しました。参加した皆さんにとって貴重な経験となりました。
*様々な分野でのリーダーとなってほしい品女卒業生におすすめのイベントです!
G1カレッジ2016(私がボードメンバーになっています)のエントリーが始まりました。
次の日本を担う学生たちが集い、将来の活躍に向けて動きだすためのネクストリーダー学生カンファレンスです。
ゲストやメンターには、小泉進次郎さん、為末大さん、元LINE社長の森川亮さんなど、今の日本を創っている幅広いジャンルの国内外のリーダーたちが参加。
パネルセッションやワークショップなどを通して、このカンファレンスでしか出来ない交流をします。
また、本カンファレンスに参加する学生達は、様々なジャンルにおいて「日本トップクラスの実績」を持つ学生達。 政治・経済・IT・医療・技術・アート・文化伝統芸能など多種多様な分野の学生達が集まり、互いのビジョンや活動を語り合う事で新しい刺激と価値観を得る事が出来る場です。
G1カレッジ2016のエントリー・詳細はHP、Facebookをご覧ください。