⑫教科イチ押し【東京国立博物館】
昨日今日とまた冷え込んでいますが、朝の空は真っ青に晴れ渡っています。
6年生は大学入試のまっただ中。勉強のペースを保つため入試のない日は毎日登校してくる子、担任と面談しにくる子、この時期は「どうだった?」とは聞かれたくないと思うので、そっと背中にエールを送っています。
3年生は修学旅行が近づいており、来週からは一足早く定期テストも始まります。現地でのプレゼンの準備もあり、まさにマルチタスクです。
さて、イチ押しの続き、担当の渡邊より以下報告です。
教科イチ押しで伺った施設は、東京国立博物館でした。東京国立博物館に貯蔵されている多くの展示作品を見学し、伝統的な図柄や模様をみつけてスケッチし、お皿にデザインをするという内容です。
東京国立博物館の正門を入り、本館で受付を行い、地下1階にあるスペースに案内されました。すでにテーブルにはお皿や資料が用意されており、博物館員の方から、お皿をデザインするためのポイントを聞きました。お皿のデザインを考える際のポイントとして、伝統的な模様には一つ一つ意味があるので、その意味を考えて、模様や図柄を配置すること。また、お皿のデザインには多くのパターンがあり、伝統的な模様をどこにどのように配置するのか考えることが大切だということでした。
次に、博物館員の方の案内で、本館2階の部屋に行き、縄文時代から江戸時代までの様々な作品の解説を聞きながら、絵柄や模様を見ました。その後、それぞれで館内を回って、どのようなデザインにするかスケッチを40分程度で完成させました。館内を生徒と共に見ていると、作品を1作品1作品じっくり見ており、細かい模様を観察していました。参加した生徒の様子を見ていると、作品の細かい絵柄や模様をじっくり見ていました。
地下1階の部屋に戻って、スケッチしてきた絵柄をお皿に描いていきす。どのように描き出すのかとみていると、それぞれの座席に着席して、黙々と、スケッチしてきたものをどのようにお皿に配置して描こうか考えていました。お皿に下書きをしてからペンで描くのではなく、ペンで直接描くということで、真剣にデザインをしていました。
お皿に模様を描き終えると、ひとりひとり、どの作品からの模様なのか、発表しました。
後日、博物館でお皿を焼いてもらい、お皿を受け取りました。