入試を終えて
入学試験が終わりました。以前のブログでもお伝えしたことをあらためて、シェアさせていただきます。
思い通りの結果になった人、そうでなかった人、思いは様々だと思います。私自身、入試前日に高熱を出し、第一志望の試験中に気を失って医務室に運ばれた経験があるので、受験生の気持ち、おやごさんの気持ちを思うと、入学試験を実施する身としても、受験生を送り出す身としても複雑な気持ちです。
しかし、30年近く、入学のその後を見てきて実感していることは、
「縁あって進学する学校が、その子とって一番いい学校」ということです。
結果が思い通りにならなくて気持ちがすっきりしない方へ、生徒の成長を見ていて教えられたことを三つシェアします。
1,未来から逆算する
お子さんの長い人生から見れば中学受験は一つの通過点です。
「そのとき思い通りにならなくてつらかったこと、こんなことに何の意味があるのだろうと思っていたこと、その一つ一つの点が、後で振り返ると繋がって意味のある線を描いていた」 多くの卒業生が語っています。
2,親は自分を責めない
中学受験は親主導の場合が多いと思いますが、自分のことで親が悩んでいるのは子どもにとってかえってつらいことです。
中学生になれば、だんだんと自分のことは自分で決めて自立するようになっていきます。親が自分の問題と子どもの問題を分けて考えられるようになることが子どもの成長に繋がります。
お子さんへの愛情からしたことは結果がどうあれ、また、時間のずれがあったとしても、いつかきっとお子さんに伝わります。
3,得たものを見る
お子さんが目標に向けて頑張ったその過程にこそ意味があるはずです。得た物を数えてみます。
進学した学校に前向きな気持ちで通う子は必ず伸びます。
この学校でよかったと思えるような学校生活をおくれるよう、ご家族みんなで応援してあげてください。
卒業生達が卒業記念に贈ってくれたひな人形です。
女の子の幸せを祈ってくれています。 |
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