⑨教科イチ押し見学会(国際子ども図書館)
昨日は午後からすごい風でしたね。夜は冷え込み、今朝はポカポカ。季節の変わり目だなぁと感じます。
さて、教科イチオシの続きです。担当の伊達木より以下報告です。
1年生と上野にある国際子ども図書館へ伺いました。
まずは国際子ども図書館の役割や、資料の保存等についてご説明いただきました。
その後に建物内をご案内いただきました。
生徒たちは明治時代に帝国図書館として建てられたレンガ棟の美しさに感動し、当時は引戸が主流だったため「おす登(と)あく」と書かれたどちらから押しても開く大きな両開きドアに驚いていました。
新館のアーチ棟では、普段は入れない書庫で恐る恐る集密書架の移動を体験させていただきました。 そのほかにも、子どもたちが自由に本を手に取れる部屋では明かりが工夫されて影ができにくいことや、資料保存のための管理が徹底されていること等、様々に興味をひかれたようです。
後半は調べ物の部屋に移動し、3人1組で調べ物クイズを体験しました。
最初に本の情報を上手く調べられるコツを教えていただき、蔵書検索をつかったり、図書館の分類から見当をつけて本棚を見てみたりしながら生徒たちは取り組んでいました。 全10問の問題はなかなか難しく、15分の制限時間内に全問解けたチームはいませんでしたが、どのチームも回答できた問題はすべて正解だったようです。
以下、生徒の感想からの抜粋です。
「週に1万点も資料が入ってくるのはすごいと思った。」
「いろいろな分類の本があったり、大人から子どもまでいろいろな世代が使うだろうという本や資料がたくさんあってすごいと思いました。」
「明治時代に建てられたというのは初めて知った。シャンデリアやアンティークなドア、壁や床、天井や手すり……様々な所に美しい装飾が施されていてとても感動した。」
「本を分類で探すと、いつも自分が探している探し方より、はやく探すことができた。」
「日本十進分類法によって分けてあったから探しやすかった。この分類がなかったら大変だなと思い、この分類法はすごいと思った。」
「時間が足りなかったけれど調べものをするのは楽しかったです。」
「実は昔、来ていたことを思い出し、驚いた。時が経つことで同じもの、場所でも違った角度で見ることができ、それによってできた新たな発見は実に面白いものであった。」
学びの多い見学会でした。国際子ども図書館の皆様ありがとうございました。