(理科・特別講座)第一三共株式会社「高校生のための科学(薬学)セミナー」
夏休み中も特別講座がありました。理科の直井からの報告です。
夏休みに理科の特別講座がありました。
第一三共株式会社主催『科学(薬学)セミナー』です。薬学における最先端の研究に触れ,企業の研究所を見学できるまとない機会で,参加させていただいた高等部1,2年生20名の生徒にとっては大変貴重な経験となりました。
『科学(薬学)セミナー』は①講演会②歴史展示室見学③研究所見学④研究員の方との懇談という内容で進められました。
①「抗体薬物複合体の研究開発」についての講演会では,「がん」とはどのような病気か,そして薬物療法であるADC(抗体薬物複合体)薬の現状と課題について教えていただきました。また,製薬会社研究員としての苦難や醍醐味なども伺うことができました。
②歴史展示室では,第一三共株式会社に大きく関わりのあった高峯譲吉博士の「タカヂアスターゼ」「アドレナリン」研究などについての展示を見学させていただきました。
③研究所見学では,研究員の方が実験しているようすを近くで見せていただき,また実際に実験器具を使わせていただいたりして,身近に研究を感じることができました。
④研究員の方との懇談では,仕事のやりがいや,どのような経緯で製薬会社に就職したか、高校生のときにどのような勉強をしたかなどをお話しいただきました。生徒からもたくさんの質問をさせていただきました。
「研究職にも英語は必要ですか?」
「大学ではどのような勉強をしましたか?」
「製薬会社でのお仕事と子育ての両立は大変ですか?」
「がんは無くなりますか?」
などなど。
たくさんの質問にも丁寧に答えていただき,大変興味深く楽しい時間を過ごさせていただきました。昨年も参加させていただいた2年生もおりましたが,内容が昨年とちがい楽しいと話してくれました。
また来年もこのような機会をいただけたら,積極的に参加してほしいと思います。