2015年6月1日

第5回デザイン思考の講座

カテゴリー: SGH,SGH活動 — SGH @ 7:27 AM

デザイン思考第5回授業はアイデアの発想&プロトタイプについてです。

今日の授業はファシリテーターの方からの「皆さんは宿題のアイデアをどのように発想しましたか?」との問い掛けから始まりました。

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前半のはじめは、パソコンや携帯電話、食品や運動靴、ゲーム機などを具体例に、次の4つのアイデア発想方法の説明がありました。

・足し算の考え方(アイデアに新しい機能を付け加える、もしくはすでにある機能をパワーアップさせる)
 ・引き算の考え方(アイデアから機能や要素を減らす、もしくは小さくする)
・かけ算の考え方(アイデアにまったく別の要素を組み合わせる)
・割り算の考え方(アイデアの前提を逆転する。当たり前をひっくり返す。)

その中でも、今日はかけ算の考え方について、次のグループワークをしました。
(1)好きなアイデアを1つ選ぶ。
(2)世の中で流行っているモノやコトを考える。
(3)流行っているモノやコトのエッセンスを抽出する。を行いました。

 

次に(3)で抽出したエッセンスと(1)で選んだアイデアを組み合わせることで新アイデアをつくるというプロセスを体験しました。この作業がなかなか難しく、ファシリテーターの方のアドバイスもいただきながら各グループ、進めていきました。

後半はプロトタイプの説明からはじまりました。

プロトタイプには、次のようないくつかの方法があることの説明を受けました。
(1)紙芝居(4コマ程度で表現し、アイデアがもつストーリー[ユーザーがどのような経験をするのか]をわかりやすく表現できる)
(2)スキット(寸劇:アイデアがもつストーリーをわかりやすく表現できる)
(3)モックアップ(試作品:必要最低限の機能だけを取り上げ、その機能に価値があるかどうかを確かめるモックアップとアイデアのデザインを確かめるモックアップがある)

特にスキットの実演ではファシリテーターの方の名演技で大変盛り上がりました。また、プロトタイプで大事なことは、そのアイデアの価値が人に伝わるかどうかであり、作り込み過ぎることに意味はないことなども学びました。

最後に来週のクラス内発表についての手順とクラス代表を決めるための投票のポイント「みんなが面白いと思うかどうか!」の説明があり今回の授業は終了しました。いよいよ次回はクラス内プレゼンです。各グループの健闘を期待したいと思います。

(文責 髙田)