Evernote 研究授業
(校長日記2014年5月21,26日,6月17日より引用)
5月26日の放課後、本校の講堂で、【「起業マインドを持つ女性グローバルリーダー育成」のための研究授業】を行い、色々な方々がお客様として来校してくださいました。また、Evernote 社から、CEO のフィル・リービン氏が来日、この会で、講演をしてくださいました。その後、生徒を交えて模擬授業をし、さらに、インターナショナルマーケティングの役員リンダさん、日本法人の外村さんも交えてパネルディスカッションを行い、質疑応答でもたくさんの質問が生徒達から出され、盛り上がりました。
【「起業マインドを持つ女性グローバルリーダー育成」のための研究授業】次第
1. EvernoteCEO フィル・リービン氏による講演
2. ICTを用いた理想の教室を考える模擬授業→「理想の教室」を参加生徒がプレゼンテーション
3. 本校での実践報告
4. パネルディスカッションと質疑応答
フィルさんの「起業で学んだ三つの教訓」は生徒だけでなく、大人の心にも響くものでした。
今後は、今年度本校が指定されたスーパーグローバルハイスクールの研究テーマの一つとして、オーストラリア、シンガポールの学校とも連携してEvernoteを活用した授業を展開していきます。
今日は、多くのお客様にもお越しいただきました。その中で、SGHの研究テーマ「デザイン思考」の授業をサポートしてくださる坂井直樹(成蹊大学教授)さんもお越しくださったのですが、以前、フィルさんに呼ばれてレクチャーをしたことがあるそうで、世間は狭いですねぇ。
今日の講演の内容はデザイン思考、起業体験プログラムを体験した生徒達には刺激の多い内容でした。
自分の勉強方法や新しいやり方をシェアしようと、次々と手の上がる生徒達を見ていて、勉強にはなかなか腰が上がらない子も、環境次第で、やる気のスイッチが入るんだなぁと改めて実感しました。
『女の子が幸せになる子育て』(漆紫穂子著)にも書きましたが、子供のやる気のスイッチが入るのは、
・好きなことを見つけたとき(一つ伸びると他もつられて伸びるので、好きなことは大切に)
・出来ないと思っていたことが出来たとき(その瞬間にほめられると自己肯定感が倍増)
・目標ができたとき(大きな目標と今やる小さなステップが頭の中で結びつくと、嫌なことでも頑張れるように)
・人のためにやるとき(「自分のことも出来ないのに、そっちが先でしょ!」は実は逆です)
これからも、一人一人の子供達のスイッチの入るような体験をどんどん提供して、将来、社会の問題を発見し、自分事として、人を巻き込んで、解決に一歩踏み出す、起業マインドのある人を育てていきたいです。
生徒の感想から
■面倒くさいこと、やりたくないことを自分から進んでやる、チャレンジするという行為から新たなアイディアが生み出されるということと、それは、元から才能のある人だけではなく、高校生の私たちでも身近にできるということ両方ににびっくりしました。
■ユーザーの私たちの意見や、私たち高校生ならではの使い方をいろいろな方に発信できるとっても貴重な機会でした。
■日本人に足りない 図々しさ、引っ込み思案よりも気持ちが良い気がします。フィルさんよりも優れている事、見つけてみます!
■自分より優れたものを持つ人がたくさんいる環境に身を置き、常に上を目指すというストイックな姿勢は、必要だと思いました。確かに、簡単な道ばかり選んでいたら、人はそこで満足して歩みを止めてしまうと思います。
■”身近な所に視点を置いてみる” というのは中3のデザイン思考と共通していたので、重要な事だと再認識しました。自分を厳しい環境下に置いてお互いに刺激し合い、自分を高め、成長出来ればいいなと思いました。
■フィルさんの、ストレスにはいいストレスと悪いストレスがあるという言葉にはなるほどとおもいました。またコミュニケーション能力は社会においてやはり必要不可欠なのだなと改めて思いました。とりあえず人見知りを克服したいと思います。
■出発点は身近なところからで良い。大きな夢を見るのも素敵だけど、自分の足元をしっかりと見つめ直すことを私は続けていきたいと思いました。
■自分より優れている人が自分の周りにはたくさんいた方が良いという言葉にすごく共感しました。私も今、学校行事で実行委員をやっているのですが、自分よりもすごい考えを持っていたりして、本当にいつも刺激を受けています。なので、これからは自分が出来ることは現状で何なのかということを考えながら、自分よりも優れている人のことをみながら生活して行こうと思います。
■Thank you for coming and talking for us. I was deeply impressed by this lecture, and I thought I would like to challenge discovering familiar problem after the exam! I want to participate again if there is such an opportunity in the future. Thank you!!
■Thank you for talking for us. I found that it is important for me to place myself in a strict environment and to have a good communication ability. It was a good experience. Thank you very much!!!
■I was really impressed by your lecture. I can’t live without Evernote so it was nice to see you such a great inventor. I knew that we better look around us to find problems, but I learned that “customers are ourselves” from you. I will try to find a problem from myself first of all. I also leaned that studying marketing is good for international work from Ms.Linda. I learned a lot and had a great time. Hope that you learned from us, too! Thank you.
(5年生にもなると、英語のメッセージが即書けるんですねぇ)