2014/12/17 水曜日

特別講座・聞香(もんこう)

カテゴリー: 28プロジェクト:日本,卒業生 — 漆 @ 17:18:06

昨日は教科イチ押し見学会でした。昨年から実施している外務省見学に加え、今年から文科省も加わりました。4月から打ち合わせをすすめ、見学の他、国立政策研究所の女性所員5名のみなさんと生徒の懇談の場も作っていただきました。

私はちょうどこの前の時間帯に省内の会議に出ていたので、そのまま生徒と合流しました。女性官僚のみなさんから、高校時代のこと、官僚を志したきっかけ、家庭との両立など、生徒が未来を考える上でヒントになるお話を沢山いただき、終了後も残って質問する生徒の姿がありました。この様子はまた後日、担当からご紹介しますね。

さて、早稲田連携授業はまだ続きますが、今日はちょっと気分を変えて、日本文化の特別講座の様子を担当の横井から報告します。 私も香道を体験したことがありますが、香りを「聞く」という表現が実感できるの落着くひとときでした。

   11月18日の放課後、伊達晟聴先生と、文化祭でお世話になった高須香奈様とによる香道体験を行いました。
お忙しい中、保護者の方も足を運んでくださいました。 
   まずは、香道についてご紹介いただき、続いて「与謝野晶子の恋と人生」という主題でお話しをしていただきました。
   そして、実際に香炉や香道具に触れ、
6つの香りを聞きました。
   香りの感じ方はそれぞれですが、心が穏やかになる素敵な時間を過ごすことができました。 
  今回のような親子で体験していただける講座も開いていけると面白いなと思いました。 
本日はお越しいただけなかった保護者様もまた機会がありましたら、ぜひご参加ください。

主催してくれた高須さんは本校卒業生。校歌の作詞者である与謝野晶子の話を入れてくれたのも心遣いでしょう。

彼女の在学中にも様々な文化、芸術体験を実施しました。歌舞伎鑑賞のあと、当時の市川猿之助さんが、笑也さんと右近さんを連れて本校まで来てくださり、講演をしてくださったこともありました。

卒業後は、芸術学部に進み、今は起業して映像制作(学校説明会の映像は彼女が作ってます)と日本文化を伝える仕事をしています。趣味の狂言も続けているそうです。私学の文化はこうして卒業生から後輩へと、伝えられていきます。

 

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