1年生道徳の授業 人生の悩みの多くは人間関係
今日は一年生の道徳の授業をやりました。(おかげさまでようやく声がでるようになりました。定期テスト前に授業ができるのは今日が最後だったので、ギリギリでした。)
さて、この授業は、人間関係のコミュニケーションを円滑にするためのものです。
この時期、一年生は友達ができ、自分を出せるようになってくる子がいる一方で、その流れに乗り遅れてしまう子もいます。
また、一見、仲のいい友達がいるように見えて、実は、いつも一緒にいる子と気が合わないと感じ始めている子やムリをして合わせている子もいます。
宿泊行事のグループ分けもあり、それがうまくいかずに人間関係がギクシャクするクラスも出てきます。
でも、その人間関係の悩みやもめ事を経験することこそが、将来のために超えなくてはならない大切なハードルです。
「生徒が将来ずっと幸せでいるためには中高時代にどんな経験をしておいたらいいのだろう?」私がいつもいつもいつも考えている問いです。
幸せそうな大人を見て共通点を見いだそうとしても、人はそれぞれ価値観が違い、何を幸せと思うかが異なります。
でも、悩みの方には共通点が見つけやすいものです。
先日、5歳児が「保育園のお友達関係に悩んでいる」という話をし、父親が「悩みより大きな目標を持て!」と励ましていました。う~む。
同じ日、70代後半の男性が、「同窓会をやると毎年、仲間が減っていく。あと何回できるのだろう・・・」と話したその後に、「同窓会の幹事会をやると、いつも浮く人がいる。みんながその人を外そうとするので、間に入るのが大変」とぼやいていました。
人生の悩みのほとんどは人間関係なんですね。
その人間関係を前向きにとらえ、自分も幸せ、そしてその子がいることで周りの人も楽しい気持ちになる。
そんな人に育ってほしい、それを願っていろいろな取り組みをしている、その一つがこの授業です。
今日は、前書き。明日はその内容をお伝えします。
*金環日食につづき、 6/6(水)には、これも珍しい、金星の太陽面通過が見られます。 朝~昼休みまで、屋上人工芝に天体望遠鏡が設置してありますので、自由に見られるようにしました。 (理科の教員がつきます)