創立を記念する日
明日は「創立を記念する日」です。今朝は全校へテレビ放送で昔の卒業アルバムを見せながら、私からのメッセージを流しました。
本校は大正の最後の年、1925年に創立されました。女性には参政権もない時代に勇気を持って一歩を踏み出した女性がいて、その志に共感して集まった女性たちが、関東大震災の際にチームの力で救援活動をし、創立された学校です。
どんなときも、人のせいにせず、自分にできる小さな一歩を踏み出す、まさに「能動的に人生を創った」女性たちが生み出した学校です。
そして、8７年間、戦争をはじめとする様々な苦難を乗り越えてきました。私も中等部の入学者が5人、という苦しい時代を知っています。
「卒業生の母校を守りたい」その一念でここまでやってきました。この想いは品川ファミリーみんなのものだと思います。
ある陶芸家がこんなことを言っていました。
「何百年という時代をつないできた家元たちの作品を見ると、物資が乏しかった時代を物語るような貧弱な作品もあり、また、中には子供が作ったような稚拙なものもある。しかし、そういう作品にこそ、感謝の念があふれてくる。」
「続けてくれてありがとう」と。
これからの品女にもどんな時代がくるか分かりません。でも、どんなときも、灯火を絶やすことなくバトンッッチしていってほしいと願います。
今、制服を着てこの学校に通っている在校生は、品川ファミリーの代表です。 そして、いずれこの学校を巣立っていき、品川女子学院を「母校」と呼ぶようになります。
５月26日には芳葉会があります。卒業生のみなさん、誘い合わせてどうぞお越しください。
学校後援会から創立記念日のお菓子をいただきました。
今回のお菓子は、卒業生が縁をつないでくれた特別授業でお世話になった孝庵（きょうあん）さんにお願いしました。
なんと「バラの型」を特注しクッキーを作ってくださいました。リーフパイ、苺チョコレートも入っています。
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ご家庭まで持ち帰ってくれるといいのですが、その前にお腹に消えた場合は、ご家族にはこの写真をご覧いただき、目で味わっていただ
ければと思います。
明日は、学校はお休みです。在校生にはこの機会に、学校の歴史を振り返り、これまでこの学校を守り支えてきた多くの人たちに思いを馳せてください。
参考までに過去の記事はこちら
＊５／５（祝・土）銀座柳祭りにおいて行われる、ゴールデンパレードに吹奏楽部とバトン部が「品川女子学院マーチングバンド」として出演します。本校の生徒は有楽町プランタン前を、12:40出発です。13:00土橋着です。
お買い物ついでにご声援をいただければ幸いです。
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