2010/12/4 土曜日

早稲田大学連携授業 商学 つづき

カテゴリー: 卒業生,授業・学習・進学,早稲田大学 — 漆 @ 13:55:26

今日は昨日の雨がうそのように、スカッと晴れて爽やかな一日です。

試験前とあって職員室前はこんな感じ。
質問に答える教員、順番待ちの生徒も。

写真を撮って戻ろうとしたら、「私もうつりましょうか?」と勉強のポーズをする子。どうしてこうサービス精神が旺盛なんでしょ。もうとり終わったから大丈夫よ。

玄関には、クラス懇談会の受付ができていました。

そして、28歳ホームカミングデーの卒業生達が続々と集まってきています。これまでにも幹事が何度か集まって準備をしていました。

「品女卒同士だと仕事がはやくて楽~」 だそうです。今日の様子は後ほどアップしますね。

ブログの整理をしていたら、うっかり「つづく」をアップし損なっているものがありました。

折角原稿を貰ったのに申し訳ない。大変遅ればせながら、以下にアップします。

講義が終わった後にも、「大学の授業でもこういう面白いことを勉強できるんですか?」などと質問を投げかけに石井先生の周りには人垣ができ、生徒達は口々に「勉強してみたい」といいながら教室に帰っていきました。

続いて、ブランドには「識別機能」と「差別化機能」という基本的な機能があり、ブランドの認知レベルにも、商品カテゴリーを示すだけで想起される「ブランド再生」というレベルや、ブランドが示されば知っていると言える「ブランド再認」というレベルがあることを習いました。

「缶コーヒーと言えば」という質問で名前を思いつくレベルが前者、実際にそのブランドを見せられれば「知っている」と答えられるレベルが後者、というわけです。

こうしたブランドが「強く、好ましくて、ユニーク」な連想を持つときにブランドの付加価値は高まるそうです。

ブランドのイメージを強めるために、ポッカコーヒーの缶のデザインが基本的に同じような色遣いと形を維持しつつ、顔のイラストや文字を少しずつ変えて、その時代に合った好ましいイメージへと結びつけてきているという事例を見せていただきました。
(代々のポッカ・コーヒーがずらりと並んだ画面は壮観です!顔がだんだん変わっていたなんて、知っていましたか?) 

 

また、サントリーの「伊右衛門」というお茶のペットボトルは、コンビニエンス用と自動販売機用で異なるデザインにして、コンビニの棚で目にするイメージを好ましいものにするという戦略が取られていることも教わりました。

さらに、ブランドイメージを親しみのあるものにするためにキャラクターを活用する事例として、「ビオレ」のキャラクター「ビオレママ」を見せつつ説明していただきました。また、「キットカット」が受験シーズンに売れるようになるまでのブランド戦略なども紹介していただき、生徒達にも「マーケティングにおけるブランド戦略とはどういうことか」が具体的にわかったようです。