2008/3/25 火曜日

修学旅行ロングコース帰国

カテゴリー: 行事 — 漆 @ 12:41:26

677.jpg今日の夕方、ロングコースが帰国します。

現地では様々な出来事がありましたが、親元を離れた生徒達は日々成長し、3週間をなんとかのりきってくれました。あとは雲の上の飛行機が無事着陸することを祈るばかりです。

私の帰国後、現地からアップされた学年のブログから抜粋していくつかの話題をご紹介します。
(保護者の皆様はすでにご覧のことと思いますが。中には、時差を考えて一時間ごとに確認しているお父さんもいらしたそうですね。学年の教員も、深夜、ややハイテンションになりつつもアップした甲斐がありました。)

◆ニュージーランドは女性の活躍する国

まずは、この写真です。生徒と一緒に写っている赤いシャツの女性は誰でしょう?なんとニュージーランドの首相ヘレン・クラークさんです。ホストファミリーに連れられて演説を聴きに行き、運よく握手をしたり写真を撮影したりできたそうです。ところが本人たちは「首相」という英単語がまだわからず「有名」という単語しか聞き取れなかったので「女優」かと思っていたそうです。

◆文化の紹介(日本食づくり)

ホストファミリーに日本食をご馳走したとの報告。
メニューはちらし寿司とお味噌汁。
おそるおそる作り方を聞くと、

・炊飯器がなかったのでお鍋でご飯を炊いた→結果、思っていた以上のかなり硬めのご飯に炊き上がる。
・具材→人参、インゲン、しいたけとかなりヘルシー
・すし酢がなかったので米酢を購入→砂糖を加え、ご飯と混ぜたところ“変”な味に。それでもホストファミリーは「おいしい!」と言ってくれたと喜んでいました。
(ちなみに、一番おいしくできたのは、みそ汁で、作り方は味噌を入れてお湯を入れる=インスタント、だったそうです。)

◆コーディネーターより(やっぱりうちの子ってたくましい!)

「子供達はとても明るく、理解がある。そして何とかやっていこうとする意思が強い。」とお話くださいました。
そして、何より一番嬉しかったのは「お別れするのが寂しいです。」というお言葉。
そう思っていただけるぐらい力を合わせて頑張ってきた子供達、「英語の授業の後、バスケをやるんです!」と楽しそうに教室に入って行きました。最後までパワー全開のようです。

なぜ英語の授業の後バスケができるようになったかというと、昨日、子供達の一人が「思いきり体を動かしたい!」と先生にお話ししたところ、その直後、先生(もちろん英語の先生)がいきなりジャージ姿で現れたとのことでした。そして何の準備もしていない子供達は制服のままサッカーをすることに。たった10分間だったようですが、思いがけない先生からのプレゼントがとても嬉しかったようです。

そして本日は子供達もジャージ持参、今日はバスケで盛り上がったことでしょう。(なぜだかジャージと一緒に、あきらかに昨日動物園で買った着ぐるみがバッグに入っていた人がいました。まさかそれでバスケ・・・ 恐くて聞けませんでした。)

◆帰国準備(問題は荷物が20キロまで。トランクに入りきるかどうか・・・)

着られるだけ着て帰る重ね着作戦を考えている子供達も多く、中には水着着用のまま帰国を考えている人も。増えてしまったものは荷物だけでなく、あと一つ、これが子供達にとっては大きな問題になっているようです。
それは自分の体重。

『グー・チョキ・パー』とは、日本ではスカートのウエストの部分にグーが入ったのが、NZに来てそれがパーになり、そしてチョキになり、今は親指1本になってしまったという子供達の会話だったのです。
中には、高等部の青いスカートのサイズを注文し直さないと、などと心配している人も・・・・

◆学んだこと(身体だけでなくて心も成長しました)

・子供達からは「家族の有難みがよくわかりました。」という言葉がよく出てきます。
・ニュージーランドはマオリの文化と相互尊重をし、一国二文化の国と言われていますが、世界各国の移住者も多く、現地校の生徒やホストファミリーの出身国も様々、まさに生の異文化体験ができました。

*今日お家に帰ったら土産話がつきないことでしょう。楽しかったことも辛かったこともすべてがこれからの人生を支える心の栄養になっているはずです。ご家族の皆様、自慢話も愚痴も今日の所はうんうんと聞いていただき、おもいきり甘えさせてあげてくださいね。どの子もみんな本当に頑張りましたから。

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