2007/6/23 土曜日

起業家プログラム

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 12:00:00

392.jpg9月22日開催の文化祭準備が進んでいます。4,5年生の模擬店は起業家プログラムに基づいて出店されます。先日、このビジネスコンペが行われました。

プレゼンされた企画内容をVC(投資家)が評価し順位を決めます。上位クラスは一教室まるまる使える、電子レンジの使用料が無料・・・等々、条件が変わるため、生徒の表情は真剣そのもの。発表が終わるとほっとして泣いてしまう子も。しかし、今年のVC役は全員本校の卒業生(大学生)とあって、容赦せず厳しい質問が飛びます。

この日までに各チーム、入念な準備をしてきました。放課後、社長役の「今日は全部決まるまで帰れないのでそのつもりでいて下さい!」の一言で何時間も話し合いをしたり、アンケートによる事前調査で数字を押さえたり、企業へ提携の交渉に行ったり(高校の文化祭への商品提供は初めてという企業もあり、ブランドイメージを守るための研修を受けるとか)当日駐車場が確保できるか調べるため、毎朝学校近くの駐車場の空き台数を数えて確認したというクラスも。

昨年、事前に配当方法の確認を徹底してなかったという大きな失敗をし、生徒にいやな思いをさせてしまったため、今年は寄付先と寄付割合を先に決め、それを含めての企画プレゼンになりました。
カンボジアの学校建設、ユニセフ、その他、「給食当番というブランドの揚げパンを売り、発展途上国の給食援助へ寄付」など、出店コンセプトに関連した寄付先を選ぶチームもあります。

今年はクラス参加なので、クラスの特徴も出ています。理系クラスならではのアイディアをと木串や竹串などをリサイクルし最後は炭にとゴミ0(ゼロ)を目指すなど。

5年生は昨年も経験しているため、さすがに企画がポイントを押さえてあって、プレゼンも上手ですが、4年生も負けていませんでした。レベルが拮抗してVCも審査に苦慮したことでしょう。

後日、校内で泣いている子を何人かみかけ、何が起きたのかと思ったら、この結果発表が原因でした。それだけ真剣勝負だったということなのでしょう。
(高校時代、合唱祭の順位に納得がいかず、泣いたことを思い出しました。)

本番は9月です。逆転優勝めざして頑張りましょう!

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