第3回デザイン思考の講座
5月13日の5時間目に、中学3年生の各教室に分かれて第3回デザイン思考の講座が行われました。今回も学びやすく工夫されたテキストが用意され、ファシリテーターの皆様の解説や助言もあり、興味を持って学べたと思います。
本日のテーマは観察・インタビュー(ユーザーを理解しよう)です。
はじめにファシリテーターの方から、心がけて欲しいこととして3点のお話しがありました。
(1)人の意見を否定しない。
(2)聞くと話すは50:50。
(3)とにかく言ってみる・やってみる。
続いて、ユーザーを理解する方法として以下の4つの方法が提示され、続いて、「観察」と「インタビュー」について具体的に学びました。
(1)じっと見る:ただしあやしまれないように。
(2)ついていく:ただし不審者と思われないように
(3)インタビューをする。
(4)ユーザーの立場になってみる:同じ体験をしてみる
「観察」では、画像をみて、観察できる事実(主観ではなく、客観的なこと)と問題と推測(観察した人の主観が入ったこと。思ったこと)を生徒に聞いていきました。出されたいろいろなコメントを分類しながら、大変興味深い解説が入り、「なるほど!」とうなずいている生徒も見られました。
このパートでは、事実と推測の2つを区別することで観察が細かくできるということを学びました。その後自分たちの撮影してきた画像で班ごとに復習を行いました。
次に、「インタビュー」です。大事なことは、あらかじめ質問を用意しておくことはもちろんですが、良いインタビューをするポイントとして、以下の3点が提示され、具体的に説明していただきました。
(1)点ではなく線で捉える。
(2)What→How→Why。
(3)直接質問は最後に
最後にインタビューの練習をして、次回までの宿題が出され、今回の授業を終了しました。
(文責 髙田)