2014/12/15 月曜日

⑦早稲田大学連携授業(教育学部)・生徒の考えたクリスマスケーキ

カテゴリー: クラブ,早稲田大学 — 漆 @ 19:11:18

 

特別講座や起業体験でお世話になっている北品川の洋菓子屋さん孝庵とクッキング部がコラボしてクリスマスケーキを作りました。

孝庵さんのブログでもご紹介いただいていますが、とてもかわいいケーキが3種類です。チラシを事務所の窓口においておきました。(各15台ずつと限りがありますので、ご希望の方は早めに予約を!緑色のクリームのがあって抹茶かと思ったら、ピスタチオでおいしいそうです)

こうしたコラボが始まったのも卒業生の縁でした。吹奏楽部の卒業生が品川の商工会に勤務していて、特別講座の企画を持って来てくれたのです。

吹奏楽とバトンは今も毎年、宿場祭りでパレードをしています。本校はこの地に創立しもうすぐ90年、こうして地元の方に見守られて続けてこられたことを感謝しています。

さて、早稲田大学連携授業のつづき。担当の伊藤から報告です。

伊藤かおり先生(教育学部)「〈今〉を読み解く文学」

わたし自身、文学を専門とする者の一人として、「今、なぜ文学か」というテーマで始まった講義は、とても興味深いものでした。文学とは、自明のものとして、永久不変のものとして、ただ一つの姿をわたしたちに見せているのではありません。たとえば、講義を通して、「近代」から「現代」への歴史の流れを追っていくなかで、「思考の枠組み」(物を考える枠組み)は変化すること――たとえば、人の心と体は別物であるというデカルト的二項対立論から、人の心と体は一体であるという思考の枠組みへと変化するように――、「世界を切り取る方法」はアプリオリに存在するのではないことを理解できたと思います。世の中の有り様は、それを認識する側(=わたしたち)が、どういう「思考の枠組み」を持ってその世界を切り取るかによって、いかようにも変化しうるのです。さらに、それをいくつ持っているか次第で、この世界は単純にも複雑にもなりうるのです。その「思考法」を鍛えるために、〈今〉を生き抜くために、文学を分析する力は役に立つ……、おそらく先生はそのような趣旨を生徒たちに伝えたかったのではないか、と勝手に判断をしております。これもまた、〈わたし〉というフィルターを通して〈他者〉のことばを「切り取った」結果です。
 文系と理系とを「切り取る」ことについても指摘がありました。世界を無残に切り取って単純化するか、相互に関連性を持っているものとして豊かに捉えるか、その考え方次第で、今後の進路の見え方が変わってくるのではないでしょうか。「文学」の分野に進む人は残念ながら少ないかもしれません。しかし「思考法」を鍛える文学の能力は、今後のみなさんの進む分野においても必ず役立ちます。今日の講義のお話を、自分なりに自分のものにして、さらなる思考法を磨いていってもらえたら、と願っています。