「共感力」・登校の様子・新入生歓迎会①
今朝、登校の様子を見ていると新学期、体育祭の前ということもあり遅刻がほとんどいません。スカートの注意も激減。あいさつもよくしてくれます。ちょっと心配なのは、道の歩き方。特に信号前の並び方は気をつけてほしいです。慣れない新入生も入ってきたので、上級生は安全とマナーに気を配ってリードして下さい。
さて、リーダーシップについて一昨日の未来教育会議で印象に残ったことを二つシェアします。
①今、世界で必要な人材は、国際的な問題解決のために動ける人。そのグローバル人材教育に最も必要なのはエンパシー(共感力)を高めること。エンパシーとは、他者の気持ちを理解するだけでなく、その上で「よい変化を起こすために行動する力」
②多様な人々と生きていくためには、自分の意見を持ち、異なる意見をもつ人と対話し、みんなで決めたことにコミットできることが必要。その過程で起きるコンフリクト(対立)は悪いことではないと受け止める。対立はあるという前提で、それを解決する力を身につけておくことこそが大切。
オランダの教育が紹介され、そこで子供達の中に「メディエーター」という役割ができる子を育てているという話がありました。対立が起きたとき、間に立って仲裁する人です。
「あなたに起きたことは何?その時どう感じた?」と中立的な立場に立って、対立する両者からそれぞれの立場を聞き、仲裁していくそうです。
当事者になったとき、相手の立場に立つのは難しいこと。でも、こうして間に立つことができる力をみんながつけていけば、互いに理解し、協力しあえる、安心してその場にいられるコミュニティーがされます。
こうした教育を体系的に進めている国がいくつかあります。本校も世界に目を向け先進事例をどんどん取り入れて、将来、生徒が世界でさまざまな問題解決に自ら一歩踏み出すような土壌をつくりたいです。
以下は、新入生歓迎会の様子。生徒が企画しています。1年生を誘導して入場。各クラブの紹介があります。
6年生の舞台発表は迫力が違いました。そして、目に光るものが。1年生には分からなかったとかもしれませんが、部活引退の最後の舞台で流した涙でした。
部活動は、縦横の人間関係の中で一つの目標に向かう、エンパシーを育むには最適の場所です。1年生は、品女に入ったからには、是非、この部活動に参加してください。