2013/4/19 金曜日

四月はチャンスの月

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,クラブ,その他 — 漆 @ 14:55:29

新学期、生徒の登校が早いです。体育祭の準備なのか、学年があがってモチベーションが上がっているのか、いずれにしてもよいことです。

1年生の挨拶がとても元気よく、後ろから「先生~」と呼び止められ、挨拶されることもあります。おかげでこちらのモチベーションも上がります。

授業中、校内を回ってみると、新任の教員と何となく距離感を探り合っているような授業もあり、高校生は私と目が合うとニヤリ。中学生は教室内から「こんにちは~」と挨拶したりするので、邪魔になってはいけないと慌てて立ち去ります。学校中、フレッシュな雰囲気です。

← 廊下の物入れ、段ボールの廃物利用できれいに整理しています。このクラスはピンクの紙を貼っていてかわいい感じ。きっと担任があたらしいクラスの生徒の顔を思い浮かべながら準備したのでしょう。

 

学校の4月は新しい事をはじめたり、望ましい習慣をつけるチャンスの月です。

私も生徒にフィードバックできるように積極的に情報収集に動いています。水曜の夜は、オランダのピースフルスクールという教育プロジェクトの紹介で来日した校長先生とお目にかかりました。

今、世界の教育界で注目されているテーマに「エンパシー(共感力)」があります。いじめはこの能力の欠如から生じ、将来の国際コミュニケーションにも欠かせない力です。これは、5月に私が行う1年生の道徳の授業に取り入れたいと思い、勉強中です。

今日は早朝、ソーシャルビジネスのプレゼンを聞いてきました。海外のNPO に企業人を研修として派遣し、ボランティアと人材開発とマーケティングを同時に行う仕事、無医村に移動の病院車を送る仕事など、社会起業家の話を聞き、意見交換しました。

海外にはもちろん、日本にもまだまだ知らない社会問題があることをあらためて実感しました。(いわゆる無医村が「ない」都道府県は4つだけって知っていました?東京は4つに入っていないそうです)

私たちの学校は人の役に立つことが自分の幸せと感じる人たちが創立しました。品女生には将来、社会の問題を発見し、その解決に自ら一歩踏み出す人に育ってほしいので、こうした情報をシェアし、心と力の育つ環境を提供していきたいと思っています。