2011/9/12 月曜日

次の世代に恩返しする

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,その他,行事 — 漆 @ 17:13:50

今日も暑いですねぇ。その中、家で予習復習をし、6時間授業を受け、部活をし、文化祭準備をしている生徒達には頭が下がります。
今朝も早くから登校しているようで、8時の時点では玄関を入って来る生徒の姿はパラパラです。

今のうちにこれだけ鍛えておけば、大人になったときには、マルチタスクに耐えるタフな女性になっていることでしょう。

本校は28プロジェクトで日頃から社会との繋がりを大切にしてるため、文化祭のような機会には、特に生徒の目が学校の外に向きます。

それはとても喜ばしいことなのですが・・・。

先日、北品川商店街で、
「品女の生徒さんがインタビューに来ましたよ」と言われ、ドキッ!

「失礼はありませんでしたか?」と伺ったら、

「前の日に連絡があって、明日、伺いたいということで(笑)。でも、来た子達、しっかりしていて礼儀正しかったですよ」

う~む。昨日の今日とは・・・。大人の都合を考えられないんですよねぇ。

かくいう私も世間知らずで、昔、頼み事なのにこっちの日程を先に渡して、大変失礼してしまったことがありました。

土曜に品川区のやっているスチューデント・シティの見学をさせていただき、すばらしい体験学習だなと思いましたが、本校のように学校の外の世界に一歩出ると、社会のルールやマナーを知らずに失礼をしてしまうこともあり、社会のリスクに遭遇することもあります。

想定できる限りの事前準備をし、担任がすべて把握した上で生徒が動くルールにはなっていますが、目の届いていないところで、協力してくださる皆様にご迷惑をおかけしていることもあるのではと、いつもハラハラしています。

こんなこともありました。

社会科の授業の一環で株式学習をしていたとき、生徒が投資する会社のことを調べようと自分で電話をしてしまいました。
そのとき、電話に出られた方が、

「今、この業種はとても忙しい時期。こういうときにこのような連絡をするのはよくない」と注意してくださったそうです。

生徒が恐縮してお詫びし、電話を切ろうとすると、

「ちょっとまって。このくらいのことであきらめてはいけない」とおっしゃって、社会人としてのマナーを教えてくださった上で、取材に協力してくださったのです。

本当に、申し訳なく、そしてありがたかったです。

私はこの学校に戻った20代のころ、身の丈に合わない大きな仕事を前に、何から手をつけていいかも分からず苦しみました。
そのとき、校内外の多くの方に助けていただきました。

「してもらうことばかりでなにもお返しできない」と言った私に、ある方が、

「あなたに返してもらおうと思っていませんよ。生徒さん達に返してあげてください」とおっしゃいました。

それから20年以上たちましたが、この言葉を忘れたことはありません。

生徒達は、今、自分がしてもらっていることに気づいていないかもしれません。しかし、いつか大人になったとき、次の世代に恩返しができるような人になってほしいと願っています。

創立者がいつも「感恩奉仕」と言っていたように。