2011/8/30 火曜日

大学出張授業(法政大学)・文化祭準備

カテゴリー: 授業・学習・進学 — 漆 @ 16:45:20

夏期講習の第五期は今日まで。文化祭準備も進んでいます。

昨日は、ホスピタリティーをテーマに研究発表を行なう3年生が、リッツ・カールトン親善大使の井上富紀子さんにインタビューをしました。

私も同席しましたが、生徒達は、「印象に残ったおもてなし」「なぜ、リッツ・カールトンではどんな立場の人もその場の判断で動けるのか」「快適な旅の秘訣」など、私が聞きたくなるような質問をしていました。

井上さんの新著『リッツ・カールトン20の秘密』にサインをしてもらっている子もいました。

お忙しいところ子ども達のためにお時間をお取りいただきありがとうございました。

さて、大学教授出張授業のシリーズです。

担当の田中から報告です。

法政大学法学部政治学科 中野勝郎教授
テーマ「政治学への道案内 -迷い道です。でも通りゃんせ」

<講義内容>
政治学とはなんだろう。法学部や政治経済学部で学ぶ政治学・・・法律学との違いはなんだろう。
経済学との違いはなんだろう。

politicsは、政治(行動すること)でもあり政治学(知ること)でもある・・・「行動すること」と「知ること」っておんなじなの?政治って、メディアを通して伝えられる「あっちの世界」の話だと思っていませんか。

いいえ、政治の世界は、あなたを取り巻いているし、あなたも当事者になっている世界です。
そこで活動するにも、そこを知るにも、あなたの持っている道具は言葉だけ。
そして、その言葉があなたをからめとる。まるで、クモの糸のように。そして、からんだ言葉があなたを迷わせる。

だから、政治(学)への道案内は、じつは、迷い道への誘いかもしれません。
でも、とりあえずは、迷宮に入り込むことをおすすめします。
だって、あなたたちを取り巻くことになる世界は、それはそれで迷宮なのですから・・・。
迷宮に入って、迷宮からの出口をさがす。
いかかでしょう。それが政治学なのですが・・・。

こんな内容です。

最後、「歴史を通じながら、政治学の授業を進めるんですか?」という質問が出ました。
解散のあとも、熱心に質問に行く生徒がいました。