2010/1/21 木曜日

華道の授業が始まりました

カテゴリー: 28プロジェクト:日本,授業・学習・進学 — 漆 @ 16:12:07

2年生の「日本を知る」シリーズで華道の授業が始まっています。

講師の先生は昨年に引き続き、草月流理事の州村衛香先生です。

_mg_5002.jpg初回は華道についてのお話しからです。先生のこれまでの作品や、海外でのデモンストレーションの映像を見せていただきます。

_mg_4979.jpg素材は見るだけでなく触って感じることも大切。赤目柳を触ります。皮をむくと猫の毛のような銀色の芽が出てきます。不思議な感触なので、こわごわ触る子も。

_mg_4994.jpg先生のデモンストレーションです。剣山やはさみの使い方など基本から始まります。
_mg_5027.jpg花盆の代わりに新聞紙の上に切った素材をまとめて散らからないようにする、タオルの上にはさみを置いて大きな音が出ないようにするなどのマナーも教えていただきました。

・お花の表情をよく見て一番美しく見える角度で活ける
・必要のない枝を思い切って切る決断力も必要
・自然の素材は合わないものはない。それをどう配材するかが大切。
・途中で折れてしまったときは、「初めからこういう形だったんだ」と気持ちを切り替える
・活け花は、色、形、空間・・・様々な要素を総合的にとらえて瞬時に判断することが必要

どれも、活け花を越えて人とのコミュニケーション等にも活かせるようなお話しです。

_mg_5029.jpg生徒のリクエストした器と素材で即興で活けてくださいます。

img_1425.jpgなぜか黄色の器が人気。さて、右隣の器に注目!これは何でしょう?

あるクラスで「どの器がいいですか?選んでください」と先生がおっしゃると、なんと、
「やかん!」という声。(水を入れるやかんのことです)

img_1419.jpg「まあ、やかんがいいの?」と笑いながら活けてくださいました。わ~っという歓声と拍手。おっしゃる通り、本当に臨機応変です。

 img_1431.jpg完成。なんだかこのやかんが素敵な器に見えてくるのが不思議です。

先生は11歳から活け花を始められたそうですが、「楽しいからずっと続けてこられた」「睡眠時間1時間でも、お花からエネルギーをもらえる」そうです。来週からは実習です。生徒達も一人ひとり個性を活かして自由に楽しく活けられるといいですね。

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