2010/1/20 水曜日

国語であと5点ほしいときの読み方

カテゴリー: 受験生 — 漆 @ 18:46:49

昨日の続きです。

国語の力は、読書の習慣や子供が物事を深く考えるような問いかけをすることで身についていくことはいうまでもありません。テクニックを頭に入れすぎるとかえって迷いがでることもあります。

それを知った上で、試験直前に知っておくとあとちょっとの得点アップにつながることもあります。当たり前のことかもありますが、何か一つでもヒントになればと書いてみます。
いろいろなやり方があるので、これもあくまでも参考まで。

■ 試験開始後、まず時間配分。全体に目を通し、大問が二つの場合はどちらからやるか決め、おおよその時間配分をメモします。

試験になると緊張して分からない「部分」にとらわれてストップし、後に易しい問題があるのにそこまでとどかないことがあるからです。初めに「全体」を把握することが大切です。

漢字など問題文を読まなくてもできるものがあれば、先に書いてしまいます。

次に、ざっと設問に目を通し、何を聞かれるのかを予想してから問題文を読み始めます。
(後半の選択肢に目を通しておくと、文書の概要が分かることもあります)

*ただし、ここまでに時間を取られすぎないこと。

■何度も読み直す時間はないので、鉛筆を持ち、キーワード(何度も出てくる言葉の場合が多い)や強調する言葉、まとめる言葉、対になっている部分、断言する文末に線を引きながら読みます。

こうしたところには著者の主張部分であることが多いので、その付近が問題に絡む可能性が高いからです。

■ 段落の接続部分に注目し、段落同士の関係を把握します。接続詞の空欄補充などは戻って読むのは大変なのでその際、やっておきます。

■ 空欄補充が記号問題のとき、それをそのまま空欄にしておくと他の問題が解きにくいことがあります。その際は、さっと文字を記入してから読みすすめます。(ただし、時間と相談して)

■ 説明文は初めと終りに著者の最も言いたいことがある場合が多いので注目します。(作問の際、部分を切り取っている場合もあるのですべてではありませんが、特に終りの方は大事)また、具体例の前後に主張がある場合もあります。

■ 物語文では、会話文や心理描写のある部分に注目し、登場人物の心の動きに気をつけて読みます。

では、後日また続きを。