中2上越体験学習⑳紅葉
楽しい時間はあっという間に過ぎ、この美しい景色ともお別れです。
民泊を引き受けてくださった方々におそるおそる「失礼はありませんでしたか?」と聞くと、「明るくて元気で、私たちの方が楽しい思いをさせてもらいました。」と言っていただきました。(まだ全部調べたわけでないので油断はできませんが)
実は、一昨年スタートしたときは、この地域だけでは民泊先が足りず、遠くまでバス移動するグループもあったのですが、一昨年、去年と上級生が縁をつなぎ、口コミで引き受け家庭が広がり、今年は全員が安塚地区内に泊めていただけるようになりました。そのおかげで、今年の学年はゆったりした時間を過ごすことができました。
生徒一人ひとりの行動がこうして「品川女子学院の生徒は」と受け取られ、いいことも悪いことも学校全体へ影響していくんだなと改めて感じました。
在校生には、今、制服を着て学校に通っている自分達が「学校の顔」になっていること、卒業生2万人の代表になっていることを知っていてほしいです。
宿泊行事は親元を離れ自分で自分のことをやり、集団生活の中で我慢したり協力したりすることを学ぶチャンスでもあります。
出発時には時間やルールが守れずに、いきなりバス内説教から始まった子供達も、一つ失敗するごとに少しずつ成長していきました。学校生活とは違った環境の中でいいところを発揮する生徒もいました。
来年はいよいよニュージーランド修学旅行です。
中等部は社会性、人間力の個人差が大きい時期ですが、16ヶ月後には、全員が自分のことだけでなく回りのことを考えて動けるように成長してほしいです。
そして、こうした人との出会い、体験の積み重ねを通し、28歳になったとき、社会に貢献できる人になってくれることが私たちの願いです。