創立を記念する日
明日は「創立を記念する日」でお休みです。
本校は創立1925年、今年で82年目を迎えます。卒業生数は約2万人です。
今日はテレビ終礼で古いアルバムを映しながらこれまでの歴史を振り返りました。例えば・・・。
◆校地の中に民家がある写真
(一軒一軒お願いして長い年月をかけて校地を広げてきた歴史です。)
◆服がバラバラの卒業写真
(戦後、間もなく物資のなかった時代です)
◆5人の手作り卒業アルバム
(写真がそれです。この学年、中等部の一学年が全部で5人しかいなかったんです。右のページは海浜生活なのですが、何やらコメントが書いてあります
「この時、○○さんはかぜで休みだった。4人でだけでとってーもさびしかったよー!」ですって。
生徒には「81年間、2万人の卒業生がどんな困難な時代も学校の灯火を消すことなく守ってきた。それを次へバトンタッチするのがみなさんの役目」と話しました。
卒業生の中には「子育てや戦争で同窓会にも出られなかった。はじめて出たときは涙が出た。戦争で家や家族もなくなって、今はこの学校だけが私の故郷」という方もいます。私立学校は、創立したら永遠に続けていかなくてはならないのです。
「在校生をミッションに基づき育てること」「卒業生の母校を守ること」この二つを車の両輪として回し続けることが私たちの仕事です。
そして在校生には、自分のためだけでなく、この大勢の仲間のため、「今の学校の顔」として自覚を持って充実した学校生活をおくってほしいと願っています。
*学校後援会から生徒に記念のお菓子をいただきました。「すぐに食べてしまわないで82年の歴史を感じながら味わって」と伝えましたが・・・保護者の皆様、お子様が帰宅したら「お菓子とプリントは?」と聞いてくださいね。