特別講座(物理②の1)
中一理科(物理)の特別講座、第二弾です。テーマは 「低温と超伝導」、日本大学理工学部高野良紀先生にお越しいただきました。
始めに本日の実験で使用する「液体チッ素とは?」次に「超伝導とは?」の説明があり、その後「*マイスナー効果」の実験を見て、いよいよ実際に液体チッ素を使用しての実験です。
*マイスナー効果とはhttp://www.mpec.tsu.mie.jp/kyoiku/kyouzai/kagaku/spcond.html
以下は理科の乃込からの実験報告です。
<実験1> バラを凍らせる・・・
ジュワー瓶に入れた液体窒素(-196℃)の中にバラの花を入れる。バラを入れると、バラの細胞内の水が凍るためパリパリと音がして、取り出したバラの花からは白い煙が上がった。凍らせたバラの花を、皮手袋をした手で握ると植物が硬くてもろくなり粉々に砕けてしまうことを観察しました。
以下は、主任の小野瀬のコメントです。
今日も生徒は絶好調!液体窒素にバラを入れて30秒・・・。半信半疑で取り出すと「バリバリ」と音がしたかと思うと白い煙・・・更に手袋をした手で握ると粉々にくだけるではありませんか。その後なぜかゴム風船・・・。これで犬を作るのですが、「きゃっきゃ」いいながら微妙な犬を作り上げた生徒達は、〈手袋をして液体窒素にいれますよ〉と先生がおっしゃると「えっ!やってみたい」と即動き出す子から、「粉々になる・・・」と不安そうな子供まで様々。犬の形を失ったゴム風船が元に戻る経過をじっと見つめ、「すごい!」と感嘆する様子を見て、理科のおもしろさを体感したのではないかと思いました。
このブログ、写真が一つずつしか入れられないので、風船の実験は次に。