2007/2/23 金曜日

特別講座(国語)

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 12:00:00

277.jpg立教大学大学院教授の内山節先生にお越しいただき、国語特別講座を実施しました。対象は内山先生の文章を授業で扱った2年生と4年生です。

私も授業を見せていただきましたが、生徒の質問に丁寧に時間をかけてお答えくださる先生の誠実なお人柄が印象的でした。

以下は、担当の江頭からもらったコメントを元にまとめました。(なにしろ、数枚に渡る力作だったので)

内山先生には「自由論」という著書もあり、また4年生の授業の3学期現代文テーマが「自由」でもあり、今回の講座のテーマは「『自由』について考える」になりました。

まず、内山先生が自己紹介をかねて、ご自身の経歴や体験とそれにまつわる思いやお考えをお話し下さるところから講座は始まりました。先生から一通りのお話が済むと、生徒の質問に先生が答える形で授業は進行していきました。

例えばこんな質問も。

◆『余暇について』の中で内山先生は労働が充実することの重要性を主張していますが、私は余暇が充実すればそれでいいと思うのですが、どうして労働の充実が大切なんですか?

◆私達のような、学校の授業時間などに拘束されている学生にとっての自由とはどのようなものだとお考えでしょうか?

「自由について」というテーマらしく(?)質問はまさに自由自在に様々な方向に飛び、全体としてとても刺激的な授業になったと思います。