2007/2/26 月曜日

高齢者体験学習

カテゴリー: その他 — 漆 @ 12:00:00

279.jpg中1家庭科の「住居」に関する授業の中で「誰もが暮らしやすい住まい」というテーマで高齢者体験学習をしました。

ゴーグルで視力を弱め視野を狭くし、手足にサポーターとおもりをつけて動きにくくし、イヤーフェンダーで聴力を弱くし、手袋で皮膚感覚を弱めた状態で、階段の昇り降りや自動販売機の利用を体験しました。

写真の自動販売機では商品名が読みにくい、出てきた品物がとりにくいなど、自分たちが普段何気なくやっている動きが実は高齢者にとっては困難だということに気づきました。

◆ジャージを着ていたから足を開いてやっとカンがとれたけど、おばあさんが毎日ジャージ着てるわけじゃないから大変だろうなぁ
◆視野が狭くて耳がとおいと、近くで誰かが急に動いただけでびっくりさせてしまうから気をつけなくては・・・

等々感想をもらしていたそうです。

高齢化社会に向かう中で、お年寄りと一緒に暮らしている子供が減っているため、昔は自然にできた高齢者に対する心遣いもこのように学校の授業で補うことが必要になりつつあります。
机上の学習でなく、実際に体験することにより、相手の立場を知ることができたようです。

*本日の産経新聞に本校の社会科の入試問題が取り上げられました。
HPアドレスはhttp://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070226/gkk070226002.htmです。

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