2006/11/27 月曜日

オープンキャンパス

カテゴリー: 受験生,校長のオススメ — 漆 @ 12:00:00

199.jpg土曜の午後、オープンキャンパスを開催しました。1633人のお客様がお越しくださいました。

この日お手伝いをしてくれた生徒たちは全員ボランティアです。「去年、自分が参加して楽しかったから今年は迎える側に!」と手を挙げてくれた中一から、「入学したら自分達のクラブに入ってほしい~」という高校生まで、「将来の品川ファミリー候補生」を前にみんなやる気満々です。

今年は教員のアイディアで「How can I help?」と書いた白バラのデザインのバッジを作り、みんなでつけることにしました。これには、生徒一人ひとりが「自分は相手のために何が出来るだろう?」という心でゲストを迎え、臨機応変に対応しようという意味がこめられています。

例年どおりのクラブ発表、授業体験の他に、今回からは学習発表会として、英語のスピーチや留学生による発表、企業と連携した総合学習でのプレゼンテーションの再演なども行いました。

本校の社会と生徒をつなぐ取り組みは他にあまり例がなく、知らない方には「え?中高でビジネスの勉強?」と誤解されがちですが、こうして活き活きとした生徒を見て頂くことできっとその真意は伝わっていくと感じました。

物理学会の発表をした6年生がプレゼンの最後に言った言葉です。
「私たちはクラスでもなく、クラブでも同好会でもなく、ただ、この研究がしたいと思った仲間です。そんな私たちに先生がついてくれて、実験施設や器具を提供してくれて、学会に参加する旅費や引率費まで出してもらいました。そのお陰で女子校では全国初の優秀賞が取れました。みなさんもこの学校に入学したら自分の好きなことを見つけて思い切り取り組んでください。きっとこの学校が応援してくれます。」

「そこまで言わなくても~」と照れくさく思いつつ、6年間品川ファミリーとして過ごした生徒の愛校心に目頭が熱くなりました。
私立学校はこうして「この学校でよかった」と誇りをもってくれる生徒から生徒へとバトンタッチされて続いていくんだなぁと感じました。

(写真:箏曲部です。一人ひとり手を取って丁寧に教えていました。)