2011/4/16 土曜日

1年生の学年集会、続き

カテゴリー: 保護者,行事 — 漆 @ 17:00:11
1年生の学年集会、続きです。
副教頭からは勉強の話。この3月に卒業した子たちがどんなふうに学力を伸ばしていったか、具体的なエピソードで語りました。

 例えばこんな話。

学習に意欲が持てず、遅刻欠席も多かったある子。ある時期から急に表情が活き活きしてきた。その理由は?

夏休みにお母さんの仕事の手伝いで海外へ。そこで英語の苦手なお母さんの為に通訳をし、褒められた。

自分は頼りにされている、もっと必要とされる人になりたい!とやる気のスイッチがONに。成績が上昇し、第一志望大学へ合格。

努力をしても伸びない踊り場は必ずあるが、そこを我慢できるかどうかが勝負。という話も、グラフで説明がありました。

学年主任からは学校生活のオリエンテーション。登下校のマナーや制服の着方など。

 スカートの話で、
「今は大きめでも3年生になるとピチピチになってしまいます」
(「ピチピチに」をなぜか2回繰り返していたのは、何か思い出していたのでしょうか?)

「セーターもきれいにきてほしいので自分のサイズにあった物を選びましょう。○○先生や校長先生くらいの身長の人がLLサイズを買うことができます」
(ここで本人に「△△先生は?」と突っ込みたかったのですが、遠慮しました)

さて、保護者のみなさま、

1年生の初めのうちは、休み時間に話をしたりお弁当を一緒に食べたりする友達ができるかどうかが心配、

友達ができると今度は「あの子にこう言われた」「この子にこんなことをされた」と人間関係の悩みが出てきます。

そんなとき、お子さんより先走ると、本人が引っ込みがつかなくて困ることがありますし、「そんなこと?○○したらいいじゃない」と口を出してしまうと本当に言いたいことが言えなくなってしまうこともあります。

小学校のときは親になんでも話していた子が、だんだんと話さなくなる時期でもあります。

親から離れ、一人の人間として人格が形成されるこの時期、親が動いたり、自分の経験からのアドバイスをしたりする前に、まずは、そばに寄り添い、お子さんをよく見て、本人が話したいときに話を聴いてあげてください。

「無理に聞き出そうとせず、ただ笑顔を向けてくれたのがありがたかった」

「遮られず話を聞いてもらっているうちに何とかなりそうな気がしてきた」 

卒業生が言っていました。

そして、親御さんご自身の話を聴いてくれる人も作っておくといいかもしれません。気になることは貯金がたまる前に、ご相談ください。(鞄はだんだん軽くなりますのでご安心を)

担任ブログを横に見ていくと全体の様子が分かります。2年生のを読むと、来年はこんなに成長しているんだと安心できるかもしれませんね。