今日、本が出版されました
先日来、お知らせしてまいりました『女の子が幸せになる授業』が本日、小学館から出版されました。
本校の「日本を知る」授業のご紹介(ご自宅も体験できるように詳しく図入りで解説されています)+和の部活コラム+それぞれの授業の先生方、ご宗家、お家元との対談が収録されています。
お話をいただいてから2年以上、ご協力いただいたみなさまに心から感謝申し上げます。
前作、『女の子が幸せになる子育て』は7万部を越え、おかげさまでカンボジアに学校が建った後もS&Sに寄付を続けることができています。
その後、たびたび出版のお誘いをいただくようになりましたが、学校として世に出すことに意義があると感じたこの企画をお受けすることにしました。
編集者は、今、話題の小学館『せいかつの図鑑』を企画した方で、子育て中のお母さん。
「子ども世代に日本文化を伝えたい」という思いに共感しました。
本校は、創立当初、和の授業(和裁、華道、茶道など)がふんだんにある学校でした。その後も、ずっと茶道、華道は「随意科」という選択授業で引き継がれてきたのですが、少しずつ、参加者が減ってしまいました。
今後、ますます国際化する社会に巣立つ生徒達には、異文化理解の土台として、まずは日本文化を身につけてほしい、そんな願いから、「和の授業」を復活させました。
初めはそれほどうれしそうでもなく和の授業に向かう子ども達が、徐々に活き活きと夢中になっていく様子、(今日の茶道は、おまんじゅうがおいしかったそうです)
「お母さんの浴衣を持ってきた」
「おばあちゃんが剣山を出してくれて、家でも活けた」
と語る言葉に、この授業が、途切れつつある日本の大切な文化をつなぐ役割を果たしていることを感じています。
授業や部活の取材に協力してくれた生徒のみなさん、ありがとうございました。図書室に数冊ありますので、手にとってみてください。