読書週間が始まりました
涼しく、学習に集中できる気候になってきました。今日は1年生から5年生まで模擬試験です。
今朝、玄関に立っていたら、「読書週間で~す」という声。 | |
図書委員会のキャンペーンです。 | |
特設コーナーもできているので、是非、図書室をのぞいてみてください。 |
以下、司書からのコメントです。
今日から6日までは読書週間(図書室主催)です。普段は4冊までしか借りられないところ、この一週間は6冊まで借りることができるようになります。
たくさん本を読んでほしいという気持ちから、図書委員会では毎朝正面玄関の前に立ち、ポスターを見せながら「読書週間」をアピールしています。また、お昼の放送でも委員が呼びかけをしています。文化の日に向けて、何か一冊本を借りてみてはいかがでしょう。
以下、図書室からのおすすめの本を紹介します。1年生は礼法、2年生は茶道を勉強しているということで、それに関連する本を1冊ずつ紹介します。『やさしさが伝わる日本の礼法』この本は、小笠原流の礼法に基づき、伝統的な礼儀作法を解説しています。授業後に習ったことを確認してみると、より身に着きますよ。
『小堀遠州綺麗さびの極み』茶道で遠州流を習っているのですから、遠州流を作り上げた小堀遠州がどのような人であったのか調べてみませんか?遠州が好んだ「綺麗さび」の美とは何でしょう。上級生も1、2年生の時に習ったことをぜひ確認してみてください。
(11月17日に出版される『女の子が幸せになる授業』小学館にはお家元と校長の対談が載っています)また、今年は国連の定めた「国際生物多様性年」です。先日まで名古屋市で開催されていた国連地球生きもの会議(cop10)でも「生物多様性」という言葉が頻繁に使われ、「生物多様性って?」と疑問を持った人もいるでしょう。そんな人には「〈生物多様性〉入門」(岩波ブックレット)をおすすめします。たった60ページで、「生物多様性」とは何か、世界が抱えている問題は何かを少し理解することができます。「自然を守る」の本当の意味を、この本を通して考えてみましょう。
物語からは、万城目学さんの「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」を紹介します。文化祭で文芸部が特集していた大注目の作家さんです。かのこちゃんは小学生、マドレーヌ夫人はかのこちゃんの家にいる猫です。かのこちゃんの面白さに笑ったり、マドレーヌ夫人の愛情に泣きそうになったり、温かくて不思議なお話です。
もっと万城目さんの本が読みたい!という人には、2011年に映画化が決定した「プリンセス・トヨトミ」もどうぞ。こちらは少しシリアスで、とにかくスケールが大きい物語。想像力に圧倒されますよ。
そういえば、土曜日、生徒のお母様とお話ししていたら、
「先生、私、万城目学さんの大ファンなんです!校長日記で万城目さんが学校にいらしたって読んで興奮しました。インタビューをお願いしちゃうなんて、品女生らしいですね。それで学校まで来てくださるなんて、本当にいい方ですね。文化祭では文芸部の子にいろいろ聞かせてもらいました。娘にも、『文芸部に入って』と頼んでるんです。もう、私が入部したいくらいです・・・」と大興奮。
こういうお母様だと、お子さんも本好きになるかもしれませんね。
先日、「やる気になるのはどういうときか?」というアンケートを採った際、「親が勉強しているとき」という答えがありました。読書週間には、ご家族一緒にしずかな読書の時間をもたれてはいかがでしょう?