卒業生の結婚式
日曜は卒業生の結婚式でした。1995年卒業、中等部が一クラス(たしか27人)しかなかった時の一貫生で本校の改革と共にすごした生徒です。
卒業後も、中等部で28歳の女性として早大時代の話、仕事の話(出版社勤務)をしたり、白ばらカレッジを実施したりと何かと学校に貢献してくれていました。中3の総合学習でディズニーランドの松野さんを紹介してくれたのも彼女です。
主賓だったので、やや緊張しましたが、スピーチの話題には不自由しないユニークな生徒でした。当時、私は古文を教えていました。彼女は文学少女で国語の成績は抜群、授業中も一つのことを考え出すとそれに集中してしまい、30分くらい前のところについて質問したり、発想が独創的で、調理実習中にビーカーでほうれん草を測っていたりと、常にクラスメートを和やかな雰囲気にしてくれていました。
お隣が小学校の恩師でしたが、「小学校でも、他の子が将来の夢などを書いているとき、『自然破壊と自然との共生、迷います』と書いていて驚いた」とおっしゃっていました。そういえば、大人になってからもみんなが身近な夢を語っているとき、彼女の順番が来たら真顔で「日本を外国からの観光客に優しい国にしたい」と言っていました。
前向きで明るく純粋、どこへ行っても友達ができ、いわゆる「天然」で回りに愛されるキャラクターなので、式も楽しい雰囲気につつまれていました。
品女大好きな彼女はヘッドドレスもブーケも白ばら、バイオリンの生演奏がどこかで聞いたメロディー・・・校歌でした!(卒業生がびっくりしてよろこんで声を合わせて歌い出しました)
お相手は、物理学者、お勤めがスイスの研究所のため、今後はフランスに住むそうです。
私からのお祝いは「お稽古用の着物と着付けのレッスン券」、夏休みに特訓してお太鼓まで自分で結べるようになったそうです。
一人旅で世界中どこへでも行ってしまう彼女だからきっと「世界をこころに能動的に人生を創る日本女性の・・・」どこに住んでもこれまで同様、沢山の友達を作り、充実した幸せな日々をおくってくれることを信じています。
(写真:品川ファミリー+彼。私にスポットを当てたわけではありません)