2015/1/29 木曜日

昨日の1日(総合学習を中心に)

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 13:41:34

昨日はいけばなの授業2回目をやっていました。今、生徒の作品が玄関のあちこちに飾ってあります。(私のも)。寒い中、チューリップや菜の花が一足先に春の気配を感じさせてくれています。

 

 

 

午後は各学年総合学習です。まずは1学年からの報告です。 

本日は、1学期に、1年生でも簡単にプログラミングをし、表現することができるように開発された端末「enchantMOON」を紹介してくださった、プログラマーの清水亮先生が「生きるための武器としてのプログラミング」をテーマに講義をしていただきました。
プログラミングで世の中の色々なものが動いていることをわかりやすく説明していただき、その反応を生徒がiPad上でツイートした内容が、リアルタイムに清水先生に伝わり、生徒からの質問にもその場で答えていただきながら講義が進みました。
プログラミングで世の中が変わる実例として、3Dプリンターが紹介され、画面上では、3Dプリンターでできるチョコレートやヘリコプターが映し出され、「すごーい」のつぶやきが連発。
さらに、プログラミングでお金を生み出す話が!(詳しくはお嬢様にお聞きください。)

 次は2学年からの報告です。

3月に行われる能楽鑑賞の事前学習会を観世流の鈴木啓吾先生をお招きして行いました。
まず、先生から能楽の歴史などのお話しや能管、小鼓の紹介をして頂きました。
次に、明治大学能楽研究部の皆様にもお手伝い頂き、先生のご指導のもと、2学年全員で謡の体験を行いました。

最後は先生の仕舞の実演を鑑賞させていただきました。

先生には能についてわかりやすくまた、ユーモアも交えてお教えいただき、能楽鑑賞に向けて有意義な時間を過ごすことができました。

3学年からの報告です。

道徳総合の時間は「先輩による修学旅行体験談」を修学旅行委員が企画しました。

話し手は昨年の卒業生野原まりなさんです。
司会の生徒はダンス部で大変お世話になったようで、憧れの先輩の紹介に少々興奮気味でした。

スライドと素晴らしい話術で、市内観光の楽しみポイントから始まり、自主研修でのちょっとした注意、交流校での楽しい一日、ホストファミリーと今でも交流があることなど、まるで生徒達が聞きたいことを知っていたかのようにお話ししてくれました。
教員が伝えていることが信じられないのか、「本当にシャワーの時間は短いのですか?」といった質問もあれば、失敗したことや一番困ったことを聞く生徒もいました。
中でも「私服を持っていきすぎた、3パターンくらいで回せた」という話しは、私服の枚数にこだわっていた生徒が多かったのでかなり効果的でした。

4学年は小論文の模試、5学年はSGHのリーダーシッププログラム。熊平美香先生とティーチフォージャパンのメンバーが指導してくれています。

 リーダーシップについてのお話。
 合唱祭など、実際にリーダーシップを発揮する場面の前後におこなって、リフレクション(反省)をまとめ、周りの友達とシェアし、話し合い、次に活かします。

夜は教育再生実行委員会へ。官邸はものものしい雰囲気でした。総理が、目の前の緊急事態に対応しつつ、未来のための教育会議も大切になさっていることに、リーダーとしてのあり方を考えさせられました。

一国のリーダーとは比べようもありませんが、学校の校長も1000名を越える生徒の命と未来を預かる仕事なので、これまでいろいろな経験をしました。入試のさなかに別件で深夜まで対応に追われたり、修学旅行中に国内のことで学校と緊急連絡をとりあったり・・・。

生徒の将来にも、どちらと決められない大切なことを抱え、負った荷の重さに耐えきれなくなるようなことが起きるかもしれません。そんな日のためにできるだけの備えをさせてあげたい。今日の一日が生徒の未来につながる一日でありますように。祈るような気持ちになりました。