大学説明会
今日はいつもの土曜以上に校内大忙しの日です。
生徒は総合学習で中等部は行事の準備、高等部4,5年は大学教授出張授業、6年は大学説明会、保護者はPTAの集まり、後援会の集まり、放課後は文化祭の模擬店の試食会・・・。それに加えて台風が接近し神奈川に注意報が出たので、最終下校時間を早めることになり、もう私たちも生徒もバタバタです。
さて、そんな中から6年生の大学説明会の様子をご紹介します。
この行事は、大学の入試担当者にお越しいただき、生徒一人ひとりが直接進路相談をするというものです。一度に複数の大学のお話しが伺えるので、志望校を考えるのに大変役立っています。大学関係者の皆様、大雨の中、ありがとうございました。
写真は美術室。今年、美大に進んだ卒業生がアシスタントに来ています。軽音楽部の部長、ベースが上手でした。大学のパンフを見るとこの子が表紙に!「一年生なのにどうして選ばれたの?」と聞くと・・・。
「去年のこの説明会に来てくださった方に学内で会って、『あの時のお話しでここに決めました』とお礼を言ったら、色々な時に声をかけていただくようになって」
「ぬかりない!」
「女子校出身ですから」
(もちろん、お世辞でなく事実なのですが、それを大人相手に言葉にして伝えるところがさすが本校の卒業生です。・・・なんてまた私って親ばか?)
さらに、「ここにも出てるんです」と、見ると入試の模範解答が彼女のものなんだそうです。これは、全合格者の答案の中から選ばれたので、前述のコミュニケーション力のたまもの(?)ではなく「学力」です。
この入試は「講義を聞いてメモを取り内容を要約する」という形式だそうで、
「特にこの対策をしてたわけでなく、学校の授業の時しっかりノートをとっていたからだと思います」
「ふふふ」
「先生、ほんとですよ~」
パンフレットの企画から参加したそうで、「教授紹介に一人1ページずつとるって案だったので、『それは受験生にとってそれほど重要な情報ではありません』なんて、教授の前でいっちゃいました」
(その結果、スペースが小さくなっています)
「なんて言ったんですけど、入ってみると有名ですばらしい教授が多くて半径50メートル以内にいられるだけですごく刺激をうけるんです!この大学私に合ってます。やる気があれば、こうしていろいろな機会が与えられて、学生も個性ある集団で本当に楽しいです。あとは、もう少し授業料が安ければ後輩みんなに薦められるんですけど・・・」(しっかりしてる~)
そして、こんなことも言っていました。「品女でやったことがほんとに役立ってます。『これ自分たちでやって』なんて言われて、『わ~、どうやってやるんだろう?』なんて」
そうそう、この子はフクスケとコラボで学校の靴下を作ったメンバーの一人でした。
教室の出口ですれ違った在校生に、今年の卒業生よといったら「かっこいいですね」といっていました。
これからも、本校ミッションの「能動的に人生を創る、才能を伸ばし、夢を育てる」を地でいく、こんな卒業生が巣立っていく学校でありたいと思います。