2015/2/26 木曜日

⑤教科イチ押し見学会(海苔のふるさと館)

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 18:06:46

教科イチ押しの続きです。担当の田口から報告です。

教科イチ押し施設見学会『海苔のふるさと館』報告です。
『海苔のふるさと館』は海苔で有名だった大森の街の歴史に触れられるように、大森ふるさとの浜辺公園内に作られた施設です。
1階、2階はライブラリー・体験学習室・講座室・展示室になっていて海苔船の模型・乾海苔作りの作業部屋「海苔付け場」の再現展示・海苔下駄体験コーナーなど海苔の歴史・文化を学ぶことができます。
天気がよければ「大森ふるさとの浜辺公園」の白い砂浜を見渡すことができましたが、残念ながら当日は雨、浜辺での干しのり体験はできませんでした。
それでも、生徒達は1階、2階の施設を指定時間ギリギリまで見学、海苔下駄をはいて振り棒を使う体験をしたり、当時の職人さんが着用していた作業着を試着したりと楽しそうに過ごしていました。
見学の前には、担当の方より、300年ほど前に始まったと言われる海苔作りの歴史や、大森周辺が大きな産地として発展してきた背景をうかがいながら、当時の写真や実際に使用していた道具も見せていただきました。
担当の方には、昭和10年頃の包丁を使って生海苔を切っていた様子を実演、「海苔すき」の方法も教えていただきました。
生徒達はまず、専用の器具を使って「海苔すき」の練習を水で行います。勢いが良すぎてしまう子供もちらほら。慣れてきたところで本番です。 生海苔が入った水を重箱に入れ、「つけわく」の中にムラ無く入れると、「のりす」を通って海苔だけ残ります。「つけわく」を取り「のりす」を干すと乾き海苔の出来上がりです。
当日干した海苔が届きました。「おいしい焼き海苔のつくり方」プリント付きです。お召し上がり下さい。
※届いてすぐに試食した生徒のワークシートの感想には『とても美味しかった。』と書いてありました。自分ですいた海苔をいただく機会は滅多にありませんから、美味しさも格別だったことでしょう。

ワークシート、その他の感想です。
■担当の方のノリ(・・)のよさに驚きました! 気さくに話しかけていただき、とても面白かったです。
■今は海苔が作られていなくても、作り方や昔のことを伝える施設があるのはよいことだと思いました。
■「はまどの衣装」の着方を、施設の方に教えていただきとても楽しかったです。
※「はまど」とは海で働く人という意味の大森地域の言葉
■「海苔すき」は、思ったよりも海苔を均等にするのが難しかったです。
※それでも、生徒達は担当の方から褒められるぐらい海苔を上手にすいていました。