吹奏楽・チェンバーに驚きのゲストが!・イチオシ 女性と仕事の未来館
吹奏楽・チェンバーの活動中に素敵なゲストのみなさんがお越しくださり、生徒達は大喜びでした。
この度、岐阜県の志授業等でご縁のある角田識之さんから「ワールドビジョン」の活動に、音楽関係の部活動を通して協力できないかというお話しをいただき、まずは生徒の部活動の様子をみていただこうとゲストのみなさんにお越しいただくことになりました。
私は、先約のポスター特別講座の審査に立ち会っていましたので、音楽科の小山からご紹介します。
15日の放課後、指揮者の飯森範親さん(山形交響楽団音楽監督、東京交響楽団正指揮者で、映画のだめカンタービレで玉木宏さんや竹中直人さんに指揮を指導)、
角田識之さん(世界の子供を支援するNGO法人ワールド・ビジョン・ジャパンのアソシエート・エキスパート)
松岡博巳さんと三浦忠さん(世界の子供を支援するボランティアイベント「エンジェルペイフォワード」の実行委員)のみなさんが、本校吹奏楽部とチェンバーオーケストラ部の練習をご覧になりました。そして、幸運なことに、マエストロ飯森範親さんに、吹奏楽部(天地人)とチェンバーオーケストラ部(アイネクライネナハトムジーク)を指導していただくことができました!
短い時間で音楽のさわりの部分でしたが、練習の基本的な心構えや音楽の表現の方向性などを教えていただきました。部員達は大いに刺激を受け、貴重な体験となりました。
練習に一生懸命取り組んでいる生徒たちの姿をごらんいただき、本校が音楽活動を通して、ボランティア活動に参加することを望まれました。
これからもみなさんのご期待に添えるように、演奏技術を高めるため練習に励みたいと思います。
生徒が帰ってから、お話しをしました。
飯森さんのご著書の『マエストロそれは無理ですよ』を読み、楽団の経営は学校の経営と共通点があるなぁと感じていましたが、このような言葉が心に残りました。
■ 指揮者の仕事は野球で言えばプレイングマネージャー、音楽監督は楽団員の音楽人生を任さている。いつもすべての責任を取る勇気をもっていなくてはならない。
■ お客様に来ていただき、楽団の経営を安定させることが必要だが、その際、最も大切なのは、「本来あるべき」ものを見失わないこと。それは、楽団の場合「演奏」に他ならない。(例えば、美容院に髪を切りに行き、カットの技術がつたなくて出てきたコーヒーが美味しくても、お客さんは二度とこないのと同じ。)
角田さんは、飯森さんが生徒の指導をする様子を次のように表現なさっていました。
「弦楽器、吹奏楽器、どちらの部屋でも、一小節毎に、どこがポイントか、どこが合っていないかを実に分かりやすく示します。そして、その是正方法も実に分かりやすく教えます。そして、出来るまで繰り返します」
そして、次の言葉に感動したそうです。
「うまくいっていないときの原因はそこにあるのではなく、常にその前にある」
これも、学校教育に通じるなぁと感じました。
生徒だけでなく、私にとっても実りのある時間でした。
さて、イチオシ続きです。女性と仕事の未来館見学を引率の寺尾からご紹介します。
女性と仕事の未来館に行きました。
まずはロビーからセミナー室へ移動し、プログラムの説明とインフォメーションビデオを見て、「女性が働くということ」という講義を受けました。
実際にこの館で働いていらっしゃる女性の講義とあって、大変説得力のある話をいただき、生徒達も真剣に耳を傾けていました。その後、「あゆみ展示室」を解説付きで見学させていただきました。
こちらは明治維新後の日本のはたらく女性像を、社会の移り変わりにあわせて6つの時代に区分し、それぞれの時代を写真や模型を用いてわかりやすく展示してありました。
さらにそれらの核となる部分をピックアップして説明していただき、より深く内容を理解することが出来ました。最後は自由見学の時間となり、生徒個々人が興味のあるブースで見学をしていました。
はたらく女性の写真展やシュミレーションゲームのある現在・未来展示など、どれも生徒達の興味を引く内容でした。この女性と仕事の未来館の見学を通じて、日本の働く女性の歴史に触れ、さらに実際に現代で働く女性を知ることによって、自分達が目指す、将来の働く女性像を考えられたのではないかと思います。
*今週の土曜に、以前日記でご紹介した京北学園の川合先生と、子育てに関する講演をします。
私は、著書に書ききれなかったこと、著書で紹介した卒業生から送られてきた後日談などをご紹介するつもりです。
「未来を生き抜く力を与える子育て」
2010年2月20日(土) 13:30~16:30 銀座のフェニックスプラザにて