特別講座 編集の仕事 最終回
昨年からお伝えしていた「週刊ザテレビジョン」編集長の藤田さんによる特別講座の最終回です。担当の江頭からご紹介します。
藤田さんにはテレビ東京特別講座(3月20日番組放送予定)の取材でもお世話になっています。
12月14日(月)の夕方、新宿紀伊國屋書店の店頭にて「週刊ザテレビジョン お正月超特大号」を編集部の方々が販売する様子を取材させていただきました。
「お正月超特大号」は「週刊ザテレビジョン」の中でも最も売れる特別な号。普段は直接読者に接する機会のない編集部の方々にとって、この店頭での販売活動は貴重な機会なのだそうです。
その現場を取材させていただいて、講座の仕上げに作成する雑誌の記事に書くというのが今回の活動の目的です。
黄色い上着を羽織っている方々が編集部の方達です。12月の寒空の下、声を張り上げて雑誌の名前を連呼している編集部の方達は、少し楽しそうにも見えました。その様子を写真に撮ったり、販売している方々にお話しを伺ったりと生徒達は熱心に取材していました。
以前に別の出版社でやはり雑誌の編集者をしている卒業生が、「自分の作った雑誌が店頭でどんなふうに手に取られるかとても気にかかるものなんです」と語っていたのを思いだしました。
自分の手で作った本に対する気持ちが強いからこそ、その先行きも気になるものなのですね。きっと「ザテレビジョン」の方々も同じような思いを抱いてこうした活動を行っていらっしゃるのでしょう。そういう仕事への情熱というものをきっと生徒達も感じ取ってくれたことと思います。
そして、最後にこれまでの活動の集大成として手作り雑誌を作成しました。
こちらが完成した雑誌のタイトルです。定価は「一億円」(笑)。(もちろん、非売品です。念のため)
表紙には、受講者一同のレモンを持った写真。裏表紙はレモンを持った教員の写真でした。色々な先生方に頼み込んで撮影させていただいたものを使ったそうです。中身は、こんな感じです。
6つの班が4ページずつ作成したものを一冊にまとめました。発行は1月8日(3学期始業式)。講座の受講者全員に配布されたので、とてもよい記念になったと思います。
最後に、生徒達の「編集後記」のコメントをいくつかご紹介します。
■ 今回の編集部見学では普段目にすることができない編集の裏側を見ることが出来てとても貴重な体験となりました。また、見学に行った私達に「忠恕の心」を持って接してくださった編集部の方々の協力のおかげでとても貴重なお話を伺うことができました。今回の講座を将来の職業選択に生かしていきたいと思います。
■ 雑誌の編集ってやはり難しいと改めて感じました。配置や見出しのタイトルを考えるのが大変でした。ザテレビジョン編集部の皆様方、本当にありがとうございました!!
■ 全4回の藤田さんのお話と編集部の見学をして色々と学んだつもりだったのに、すごく難しかったです。インパクトのある見出しや写真の配置を考えるのがすごく大変で改めて編集部の方々はすごいなと思いました。ありがとうございました。