教科イチ押し 早稲田大学 先進理工学部・ヤフオク・華道
水曜はなにかとイベントの多い日です。
2年生 華道の授業です。
3年生 ヤフー・ジャパンとの企業コラボ最終日で、8名の社員のみなさんがお越しくださいました。
イチ押しつづきを引率の濱谷からご紹介します。
中学3年生、高校1・2年生30名で、早稲田大学先進理工学部を訪問しました。
前半は、小グループに分かれてキャンパスツアーに参加しました。案内して下さったボランティアの大学生達がフレンドリーで生徒達も質問しやすく、理工学部の学生を身近に感じたようです。
海外からのお客様をガイドするときは、英語で行うことを聞き、生徒達は英語力の重要性を実感したようです。企業連携研究を行っている学科が多いのもこちらの特徴です。
また、建築学科や土木学科の実験棟では、見たことのないような大きい装置の説明を聞き、興味を持った様子でした。「物性計測センターラボ」では、1台3000万円する機械を見学し、大学の実験のスケールの大きさに感心したようです。
さらに、大学生の1日の流れについて聞きました。理工学部の生徒は忙しく、勉強以外の時間があまりない印象がありますが、6割の方がサークルに入っているそうです。
女子学生が1割しかいないので、女子トイレの少なさに生徒達は驚いていました。また、筑波万博で活躍した世界初の二足歩行ロボットを見たり、キャンパス内に駅の出口があることを知ったりと貴重な体験をしました。
後半は、応用生物化学の研究室を見学しました。ノーベル賞を受賞した下村先生が見つけた光るタンパク質が実際に利用されていることを知ったり、微生物によって製造されている食品や薬が沢山あることを学び、大きな刺激になったようです。
中でも、ホタルが光る原理である「ルシフェリン-ルシフェラーゼ反応」を2種類の乳酸菌飲料で行うと、片方だけ光るという実験が印象的だったようです。
その違いの理由を聞かれ、中学3年生が答えると大正解!見事な解答に大学院生が驚いていました。この反応は、調理場や食品中への雑菌混入の防止や病気の進行・治癒の確認に利用されるそうです。また、研究室で遺伝子組み換えをした微生物を確実に処分する機械など、珍しいものを目にすることもできました。
大学で活躍している学生に触れることができ、生徒達は将来の夢が広がった様子でした。
こうした校外のみなさんのご協力で生徒は様々な体験をさせていただいています。将来、彼女たちが28歳になったころには社会へお返しができることを願っています。