早稲田大学「ものづくり」特別講座
一昨日は入学予定者登校日でした。各教科からの説明(宿題も出ました)、生徒による学校紹介などがありました。生徒のプレゼンは任せてあったので、私も当日初めて見ましたが、私を含め、教員の誰よりも注目を集めていました。
S&Sプロジェクトもプレゼンし、「カンボジアに学校が建ちました!」のくだりでは拍手がおきていました。遊具を贈る募金のため作った品女キティファイルのアピールをし、お帰りに多くの方が協力してくださいました。
これで、入学予定者が確定し、長かった入試期間も一段落しました。
さて、昨日の放課後は理科の特別講座とテレビ東京特別講座が行なわれていました。
理科特別講座のテーマは「光る物質」
蛍光材料を用いて暗闇で光るストラップなどをつくる実験を通し、それらの物質が工学的にどのように利用されているかを学びます。講師は有機EL等ディスプレイ材料の研究をしながら子育て中の女性研究者(静岡大学准教授の小南先生)です。
テレビ東京と本校生徒のコラボで制作される番組は3月20日に放送されることになりました。いずれも、後日、詳しくご紹介します。
さて、今日は早稲田大学で実施していただいた、ものづくりの特別講座の様子を理科の前田からご報告します。
まず、機械科学・航空学科の川田宏之先生より,早稲田大学に関する説明がありました。
その後,工作実験室に移動。一見,工場のような空間です。
いよいよ,工作を始めます。生徒2人に対して1人の指導員の方がついてくださる恵まれた環境。
今回は,金属棒(円柱)からホイッスルをつくる実習です。
まず,金属棒に穴を空け,その後,小さな金属を差し込み,最後に空気の抜ける孔をあけます。
いずれの行程も,指導員の方に見ていただきながら生徒が機械を使って作成しました。
写真が出来たホイッスル。ちゃんと鳴りました。私の作品です(笑)。
この実験室では学生の実習の他,例えば鳥人間コンテストに出場するための部品を作成したり,研究のための部品を作成したり,ということに使われているそうです。
写真はこの実験室にある機械で作った作品。いろいろなものが作れそうですね。(たくさんお土産もいただきました。ありがとうございました。)
工作終了後の待ち時間,生徒達は展示してあった「ガリガリトンボ」に夢中になっていました。
軸に刻んだ凸凹を擦るとプロペラが回る、竹とんぼの様なおもちゃですが、生徒がやってもなかなか回らないのに、指導員の方が擦ると上手に回り,しかも,回転を逆にすることも自由自在です。なんで~~~???と盛り上がりました。
最後は早稲田大学の学生との懇談。女子学生もいらしたので,
「女子の少ない学科で損したことや得したことは?」と聞いたところ,
「損したことはほとんどない。女子が少ないので,先生方がいつも声をかけてくださったり,困ったときには先生や指導員の方がとても親身になって相談に乗ってくれるなど,得することばかりです。」
と答えていたのが印象的でした。
半日間でしたが,生徒達はとても楽しんでいたようです。先生,指導員の方々,学生の方々,貴重な体験をさせていただき,ありがとうございました。