2010/2/12 金曜日

卒業生からの便り

カテゴリー: お知らせ,卒業生 — 漆 @ 15:18:53

先週は、春の気配を感じる日もありましたが、今日は本当に寒いですね。今朝、生徒達が鼻の頭を赤くして登校してくるので、外を見たら雪がちらついていました。

さて、本校ではしばしばディズニーランドのホスピタリティーを学ぶ総合学習を行なっていますが、そんなご縁もあり、先日、オリエンタルランドの社内報の中で本校の取り組みを紹介させていただきました。

その予習のため、ミリアルリゾートホテルズに就職している卒業生に、「なにか話題はない?」と連絡したところ、こんな答えを返してくれました。

品女生らしいなぁと感じたので一部省略してご紹介しますね。

・品女で学んだ事で仕事に活かされている点

一番活きているのは、『英語でのコミュニケーション力』です。文法や単語は勿論ですが、何より、正確な文法がわからなくても、知っている単語やジェスチャーを駆使して、恐れずに相手に向かっていく『度胸』の様なものを教えて頂きました。

この英語に対する『度胸』と、「とにかく英語を喋る授業」を受けてきた為、耳や口が鍛えられたのか、「一度も留学経験が無いのにそんなに喋れるなんて凄い!」と驚かれることも多く、突然外国人ゲストの電話を受けた時や、外国人ゲストをお部屋に案内する際、いつも頼りにして頂けて嬉しいです。

東京ディズニーランドホテルという世界各国から沢山の家族が訪れる場所で、毎日ゲストに心から歓迎の気持ちを伝えられているのは、品女で学んだ英語のおかげだと思います。

・仕事のやりがい
ゲストの記念日をサプライズでお祝いする等、「楽しませる」ことが「楽しむ」ことだと感じる全ての瞬間が幸せです。

ずっと昔から、どんな形でもいいから「魔法使い」になりたいという夢が続いていて、日本で一番「人が作る魔法」で溢れている場所で働くことで、「魔法」とは何かを知る為に入社を決めました。

最初は「楽しませる為に楽しんで仕事をしよう!」と考えていたのですが、ゲストの喜んだ顔や「ありがとう」に出会う度に、いつの間にか「楽しませる」ことは「楽しむ」ことだと思うようになりました。

「誰かの為に出来る人間の精一杯」が「魔法」に変わる瞬間を、毎日感じています。
突然、電話の向こうや、目の前のキャストが自分の誕生日を祝ってくれる事への驚きと嬉しい気持ち、帰っていくゲストに「このあとも素敵な1日をお過ごし下さい!」と伝え、笑顔で幸せそうにホテルを後にする姿を見るとき等、小さな幸せの瞬間が沢山あります。

記憶に残るサービスでなくてもいいから、「あ~楽しかった!!」という素敵な思い出の中の一片でいられたら、最高に幸せだと思います。

・最近のエピソードですが…

先月、NTT協会が全国で主催している『電話応対コンクール』に会社選抜で出場し、千葉県大会で三位に入賞しました!

残念ながら優勝は出来ず全国大会には行けなかったのですが、会社の仲間や上司が「声の魔法使い!!」という大きな横断幕を作って応援して下さり、そのことが三位入賞以上に嬉しくて有り難かったです。

また、周りにいる素敵なキャストを見つけるキャンペーンが毎年あり、昨年度はその中で「マジカルキャスト」の中の1人に選んで頂き、駆け寄ってきたミッキーマウスに抱きしめられました。

中学生のとき、百人一首が大好きで、「高校になっても小テストをやってほしい」と言ってきたこと、教育実習で研究授業のリハーサルを家族相手にやっていたこと(妹が在学中でつきあわされたそうです)・・・あれこれと思い出しました。

入社試験の時は、受験の学習法を活用してディズニーの歴史を暗記し、何を聞かれても答えられるようにしていったそうです。

卒業生からこうした知らせを聞くのは,私にとって最高に幸せな瞬間です。

*ご縁があって、ディズニーの子供向け番組のHPに子育て関連の話題を載せることになりました。育児中の卒業生に読んでもらえるようにとイメージして書いてみました。↓
http://familytime.disney.co.jp/navigators/blog/33793/4035