ケアレスミス・試験直前の親の仕事
今日は入試準備です。在校生が心を込めてお掃除と準備をしてくれました。明るい気持ちで来ていただけるよう歩道には1年生がパンジーを植えました。
在校生はしっかりと自宅学習をしていてくださいね。6年生は特に、風邪など引かないように気をつけて。
さて、昨日の続きです。
■ 抜き出し部分が長かったり難しい漢字を含んでいたりする場合は、解答欄の横に問題用紙のその部分をならべ、「写」します。
(長かったり難しい漢字が含まれていたりしたら、折って横に置くと確実です。漢字をひらがなにしてしまったり、読点を落としたりして、減点されたらもったいないです)
■ 指示語が何を指しているかを聞く問題は、答えが決まったら、それを指示語部分にあてはめて前後がつながるかどうか確かめます。(場所は分かっているのに多く書きすぎたり、足りなかったりすることがあります)
■ 言葉の意味を聞く問題で、辞書的な意味でなく、文中での意味を聞かれた場合も、選んだ解答を当てはめて意味が通じるか確かめます。
■ 大意を聞くような選択肢を直感で選びがちな人は、これだ!と思っても他に「最も適当なもの」がないかさっと確かめます。5つの中に正解とかなり近いものが一つはあるはずです。それに引っかからないように。
繰り返しになりますが、選ぶポイントは、「それを選ぶ根拠となる言葉があるか」と「それを選ばない根拠となる言葉があるか」です。
ほとんど正しいことを言っていても「絶対」などの強い言葉が入っているときは、そうと言い切れるかな?と考えてみます。
(そして、これといった根拠のワードが見つからず、迷ったら初めに選んだものにしておきます)
試験中に慌てないよう、時間配分のシミュレーションだけはしておきましょう。
過去問をやって、合格点に足りなかったときは、
「ここはケアレスだから○点は取れたよね」「ここはよく考えると分かるよね、だから○点プラス」と点を足していって、
「今ならきっと○点取れるね」と大きく合格点を書いて花丸をしてあげてください。きっとよいイメージが目に残るはずです。
そして、お父さん、お母さんの一番の仕事は、「笑顔でいること」と「余計な事を言わないこと」。ここから大切なのは、お子さんが「元気に機嫌よく」受験できる環境を作ってあげることです。
親の心配顔は子供を不安にさせます。今からあれこれとクドクド言っても頭には残らずイライラさせるだけです。子供の前で大人が言い合いをすることもNGです。
いつもの精神状態とは違います。お子さんをよく見て、お子さんの呼吸に合わせてあげてください。
妙におしゃべりになっているようなら、浮かれているのではなく、緊張をほぐそうとしているのかも。「何をのんきな!あなたの受験でしょ!」と、叱らずにつきあってください。
おし黙っているときは、無理に何か聞き出そうとせず、静かに笑顔を向け、話したければ話せるようにリラックスできる雰囲気をつくってください。
合格したら・・・と明るいイメージを持たせ、そして、もし結果が思うようにならなくても、あなたのことが大好きだから大丈夫、と安心させてあげてください。(自分のことより、親が怒るんじゃないか、悲しむんじゃないかと心配している子もいるからです)
そして、親の方も少しでも気持ちと時間の余裕が持てるよう、来週一週間のシミュレーションをもう一度しておきます。(例えば、ネット発表はホームページがダウンすることもあるかも、など、あらゆることを考えておきましょう)
手の抜けるところは抜き、自分でなくてもできること、他の人に手伝ってもらえることがあれば頼みます。一段落してからでもフォローはできます。
入試の日、玄関には少し気の早いおひな様が受験生のみなさんを待っています。おひな様を見て、リラックスしてくださいね。在校生のお姉さん達もみなさんのお手伝いに来ています。 |
私も、受験生のみなさんが、これまで努力して身につけた力を、あますところなく発揮することを祈りつつ、合格証に一枚一枚サインをしてお待ちしています。2月1日から5日まで入試期間のため、校長日記はお休みします。 |