2010/1/26 火曜日

「国語であと5点」つづき・イチ押し 英語の講演

カテゴリー: 受験生,行事 — 漆 @ 11:10:45

今日は合唱祭、最後の練習の歌声が聞こえてきます。これから私も五反田のゆうぽうとへ移動します。

受験生のみなさんも、入学した後はこうして楽しい行事が待っていますよ。もう一息です。

では、少しでもお役に立つように昨日の続きです。(しつこいようですが、学校による違い、自分に合ったやり方があるので、あくまでも参考まで。使えるところだけとってくださいね。)

■ 文章の内容を聞く選択肢

選択肢こそ、作問者の意図を考えます。文中から正解の根拠となるキーワードを見つけます。
根拠ないものは×。「それは書いていない、そこまでは言っていない」ことが入っている選択肢は外します。(「絶対」など強すぎる言葉もそこまで言っていないので×ということが多いです)。

×を消去して迷うものだけに絞ったらその「違う部分」に着目し、×の根拠、○の根拠を見つけます。
物語文では事実だけ書いてあるものより心情に関わる表現のあるものが正解に近いです。

■ 問題となっている傍線部に指示語が含まれているときは、それが何を指すか確認します。難しい問題になると、指示語で前へ前へとたどらせて遠くまで戻ることもあります。(これは、学校によって傾向があります)
また、指示語の示す部分を探す問題の答えが、指示語の後にある場合もあるので要注意。

■ 熟語の意味が分からないときもあきらめず、一文字ずつの意味を考えて想像します。漢字の読みが分からないときも、訓読みであれば、それを含んだ熟語を思い浮かべて意味から読みを考えたり、部首で読みを想像したりして、空欄にはしません。

■ 最後の方の選択肢の文を読むとあらかじめ文章の趣旨が分かることもあり、前の問題の答えが後の問題のヒントになる場合もあるので、部分を解きながら時々全体を俯瞰します。
対になった問題は答え方も対になることが多いので一つが分かると残り一つのヒントになります。

他にも参考になることがありそうなので、もう少し、考えてみますね。今週は体調管理のため生活のリズムをなるべく当日に合わせることと、これまでのペースを維持して勉強を続けることとをおすすめします。

さて、イチ押しのつづきを、担当の平川からです。

img_9643.jpg三菱東京UFJリサーチ&コンサルティングの主任研究員、中央大学ビジネススクール准教授の国松麻季先生に講演いただきました。講演ということで外に行かず校内での実施です。

img_9644.jpg英語科の教科イチ押し企画ということで、パワーポイントの資料を使いながら、英語と日本語で講演いただきました。

最初に英語でお話があり英語レベルをチェックしたのですが、4・5年生ですのでそれなりに聞きとれていたようです。

コンサルティングについての紹介やご自身が仕事として取り組んでいること、高校時代から現在に至るまでのキャリアの話があり、WTOや自由貿易協定、ベトナムとの二国間協議といった専門的なお話から、ご自身が海外の大学院で学んだときのエピソードなど幅広くお話を聞くことができました。

「よりよい世界」にしていこうというモチベーションから、ハードな仕事に取り組む姿も伝わってきました。

講演の最後の質疑応答では英語で質問している生徒もいました。

高校生としての英語学習の先にある、手段として英語を使っている方のお話をダイレクトに聞くことができ、大いに刺激になったことと思います。