2010/1/16 土曜日

今日はセンター試験・卒業生の来訪

カテゴリー: その他,卒業生 — 漆 @ 17:21:05

今日はいよいよセンター試験です。とっても寒いけれど、試験会場は大丈夫かしら・・・と、私も朝から落ち着きません。6年生(高3)の教員は授業の合間を見て試験会場へ激励に行っています。とにかく落ち着いて実力を発揮してくれることを祈っています。

午後からは5年生全員と、4年生の希望者がセンター同日体験試験を受けに行きます。こちらも何となく緊張した様子です。

午前中に卒業生が二人、春から入社する会社の人事責任者の方といっしょに訪ねてきてくれました。
以前のブログでもご紹介した、5万人がプレエントリーするという超・人気企業です。

在校中のこと、入社試験のこと、話に花が咲きました。

在学中と言えば、この子達の学年は品女史上まれに見る、た・い・へ・ん元気のよい、のびの~びした学年カラーを誇っていました。

入学予定者登校日の段階で、「ゆっくりめ」にお越しになった方が複数いらして、なんとなくその予感はあったのですが・・・、

厳しいと評判の、この私の授業で、中1のはじめに宿題忘れが10人!怒るというより驚いて、思わず理由を聞いたところ、まったく悪びれず、

「先生、原因は親にあると思います。受験生のときは何もしなくていいから勉強だけしていなさいと言い、私学に入学させたからあとは学校に任せればいいと思っているんじゃないでしょうか」
とハキハキと答えた子がいて、めまいがしました。

もう時効だから言ってしまいますが、イギリス修学旅行のときには消防車が来たし(火災じゃなくてお風呂のドアを開けていて湯気で警報機が反応したんですが)この時以来、謝る英語だけは堪能です。

品女ライフをエンジョイし、多くの教員にたっぷりの愛情で叱られ、それだけに、
「私たち愛校心が強くて団結が強いんです!」だそうで、有志が学校で成人式のパーティーを企画したときも、地方から留学先から、多くの子が集まりました。(ご家族までいらしてました)

「今度は22プロジェクトをやろうって話がでているんです」と言うので、恐ろしくなって「それ何?」と聞いたところ、「28歳ホームカミングデーまで待てないから、22歳で何かやろうかって」(場所は貸すからお手柔らかに願います)

さて、就職活動の話に戻って。会社説明会で質疑応答があったときは、その後で担当の方のところまでお礼を言いに行ったそうで、
「なかなかそこまでする学生はいないから」とお褒めいただいたら、
本人、首をかしげて「?この学校はそういう人が多かったので・・・」と隣の子と顔を見合わせています。

私はこう見えて(どう見えてるか分かりませんが・・・)根は恥ずかしがり屋なので、心で思っていても褒めことばやお礼がなかなか口から出ないことがあるのですが、品女生はそういうところがスパッとしている子が多くてほれぼれします。(親ばかですみません)

入社試験を通して人事の方の細やかなフォローに感動し、尊敬しているそうで、「後輩に話したら、是非○○さんのお話しを聞きたいというのですが」とまだ高校生の部活の後輩を紹介したいとお願いしていました。
(ふつう、頼めませんよね。まだ入社もしてないのに。こういうのを品女DNAと呼ぶんでしょうか)

校内を一緒に歩いていると、二人にいろいろな教員が声をかけてきます。そして、一緒の方が入社する企業の方だと伝えると、
「入社後のことを考えるとドキドキします。本当にいいんでしょうか」
「どうかよろしくお願いします」と親のように挨拶し、卒業生の二人には、

「今度、在校生に大学の話をしてくれない?」と頼み、早速、日程まで詰めていました。
(こういうのが品女教員DNA?以前、取材に来た新聞記者の女性をその場でくどき、翌週の授業ゲストをお願いしている教員がいましたっけ)

あとで、2人から渡された手紙を読むと
「在学中は迷惑をかけたこともあったけれど・・・今後は会社や学校に社会人として貢献したい」等々、うれしい言葉が書いてありました。

職員室に戻ってきてその話をしたら、
「先日遊びに来ていた大学3年の○○はその会社が第一志望だそうです。紹介してあげたら」という話題が。

大学の先輩へのOB訪問というのがありますが、就職活動で悩む時期に、品川ファミリーの輪を活かして何かしてあげられないかしら・・・とそんな思いもよぎりました。

かわいい生徒が卒業し、こうしてりっぱに成長している姿を見ることが何よりの喜びです。

今日、試験を受けている6年生も、それぞれの未来をイメージして力を出してほしいです。
大学のその先も人生は長いから、力を抜いてリラックスしてね。