クッキング部の活動
以前、企業コラボでお世話になった企業のご紹介で、クッキング部がコンビニエンスストアの試食企画に参加しました。
生徒の感想をすべて読みましたが、もともと自分たちの興味のある分野の企画であり、学年単位で参加するコラボより少人数でのコミュニケーションができたことで、将来の進路を考える上でもとても有意義な時間を過ごせたようです。
企業コラボのご縁で、またこのような体験のチャンスがいただけて生徒達は本当に幸せです。(私も試食させていただきましたが、「窯出しとろけるプリン」が美味しかったです。私も幸せ)
顧問の田口からご紹介します。
12/19に、クッキング部の高等部生14名が、サークルKサンクスさんの「WAKUWAKUお届け隊」試食企画に参加しました。
この企画は、サークルKサンクスさんが自信をもっておススメする商品を届けてくださり、その場で試食、その感想や意見、アイデア等をお伝えするというものです。
その情報は、今後の商品開発にも活かされるということや、高校生が参加するのは初めてということで、いつもはのびのびとクラブ活動に参加している子供達も、サークルKサンクスの社員の皆様をお迎えするときにはさすがに少し緊張している様子も見られました。
しかし、試食会が始まるとスイーツに関心度の高い子供達、バイヤーさんからのインタビューにもしっかり答えていました。
見た目、ネーミング、味・食感、サイズ、価格、どんな時に食べたいか、どんな飲み物と食べたいか、などの質問に、高校生ならではの観点で捉え、率直な意見を述べていました。
中には、味・サイズ・価格の相関にはかなり拘りがあるようで、具体的な案を提案している人もいました。
また、今回は高校生対象ということで、サークルKサンクスさんがバイヤーの方々とのパネルディスカッションも企画してくださり、仕事内容や経歴を紹介していただき、商品開発の大変さや、まつわるエピソードなどをうかがいました。
ちょうど、自分の適性や進路について考えている子供達ですから、現在の仕事の内容についてだけでなく、高校時代に夢中になっていたこと、やっておけばよかったこと、大学の学部選択まで質問が出ましたが、そのひとつひとつにご自身の経験をふまえながら丁寧に答えてくださいました。
この様子は今日、サークルKサンクスさんのホームページ上にアップされました。(ここからさらに詳細へ飛ぶと生徒の話し合いの様子が紹介されています。)
子供達の感想の声を拾ってみました。クッキング部としては、今回のような企画は初めての体験で、貴重な時間を過ごすことができました。
特にバイヤーの方の「今、皆さんが学んでいることに無駄なものはない。社会に出て、学生時代に経験したもの、吸収したものが発揮されることがたくさんある。」というお話をうなずきながら聞いていた子供達。刺激を受け、パワーも頂いたようです。
・ディスカッションでお話を聞いた時、定期的に商品が入れ替わる循環のはやさや、商品開発期間の長さに驚きました。常に流行を先取りし、ブームに対応するために、半年くらい前から商品の提案をしていくことの大変さを知りました。
・すごく印象的だったのは、自分の仕事に誇りを持っていて、キラキラしているなぁーと感じた事です。社会の中で活躍している女性にお会いし、お話を聞いてたくさん勇気をもらいました。今、悩んでいることも、自分の力に変えていこうと頑張れる気がしました。
・バイヤーの方々の高校時代からのお話が聞けて、「今、働いている職業が必ずしも大学(学部)と直結しているわけではないが、大学までの経験が役に立つことがある。」ということや、自分が楽しいと思える仕事に就くことの大切さを知りました。
・自分の仕事が好きだ!という気持ちが素敵でとてもかっこよかったです。私達の意見がサークルKサンクスさんのお役に立てたら嬉しいです。
こうした在学中の社会体験の積み重ねが、就職試験のつわものエピソードへとつながっているのでしょうか・・・。この中から将来のスイーツバイヤーが出るかもしれませんね。