教科イチ押し見学会 カナダ大使館
引率の二村からご紹介します。
カナダ大使館を訪問し、ガイドの方に館内を案内していただきました。
今年は日加修好80周年に加え、バンクーバーオリンピックも迫っているということで、カナダは今、注目の国なのです。さっそくガイドの方から質問がありました。
「カナダの国旗はなぜこのようなデザインなのかしら?」
カナダの象徴である楓の葉。右の赤は大西洋、左の赤は太平洋なのだそうです。「カナダで一番偉い人は?」という質問には、さすが品女生、
「大統領!」「首相?」「総理大臣?」「天皇!」など、一生懸命答えていましたが、正解はエリザベス女王だそうです。さすが、元イギリス領です。
他にも知っているようで知らないカナダについて色々とお話を伺いました。その後、大使館のお庭を案内していただきました。お庭を一周すると、カナダから日本へと旅ができるようになっています。
大西洋を表わす「砕ける波」に始まり、カナダ大陸を横断する象徴的な動きになっている「カナダガーデン」ではイヌイット文化の象徴、「イヌクシュック」がお出迎えしてくれました。
太平洋を表わす「ウエーブ」を渡ると、日本庭園、つまり、日本に到着という仕組みです。次に、1階のギャラリーにて、カナダのアーティストの作品を見せていただきました。
日本文化とは違う、独特な雰囲気に触れることができました。そして、E.H.ノーマン図書館へ。
カナダに関する様々な資料が保管されていました。新聞、雑誌はもちろん、『赤毛のアン』のコーナーや子供に絵本を読み聞かせをするスペースなどがありました。ここに置いてあった留学資料に高校生が興味を示していました。「カナダに行きたい!」と意気込む生徒もいました。
次に、劇場にて質問コーナーがありました。
ここで特別ゲスト、外交官の方が駆けつけてくださいました。日本語も英語も流暢に素敵に話すそのお姿に、生徒たちも惹かれたようでした。「カナダ人と日本人の国際結婚は多いんですか?」という質問にも
「カナダでは、国際結婚はごく普通のことです。」と、笑顔で答えてくださいました。大使館の方からの「英語を使った仕事をしたい人はいますか?」という質問には、たくさん手が挙がりましたが、
「英語を使ってどんな仕事をしたいのですか?」と質問されると、照れくさいのか、まだ具体的には決まっていないのか、生徒たちはなかなかはっきりと答えられずにいました。“頑張って世界で活躍したい”という気持ちは伝わってきました。
「カナダのセールスポイントは安全、平和、住みやすさです。」という外交官の方の言葉が印象的でした。
最後に学年ごとに写真撮影をし、ピンバッチとクリアファイルをお土産にいただきました。早速ピンバッチをつける生徒もいました。
外交官の方、ガイドの方には、お忙しい中、丁寧にご案内下さり、笑顔で質問に答えて下さったことに感謝致しております。カナダの広大な優しさに触れることのできた時間でした。