教科イチ押し見学会 横浜弁護士会
教科イチ押し見学会 横浜弁護士会を引率の住谷からご紹介します。
4年生2名と5年生4名という少人数で、横浜・関内にある横浜弁護士会館を訪れ、2名の女性弁護士にお会いしました。
少人数なので、お話を聞くと言うより、事前にお渡ししておいた質問事項にそって座談会形式でお話し下さいました。今回対応して下さったお2人は、お1人が3回目で旧司法試験(何と合格率3%!)に合格し、現在8年目を迎えその間に結婚をされ、現在法律事務所を共同経営されているという方で、もうお1人は就職後ロースクールに入り、その間に2児の出産・育児を乗り越えながら新司法試験に合格され、現在1年を迎え、法務省の設置した「法テラス」にお勤め中という、どちらも家庭と仕事を両立されている女性でした。
生徒から出ていた質問は、弁護士という仕事について、司法試験について、裁判について、お2人自身についてなど、非常に多岐にわたり、しかも「新司法試験導入により、弁護士が増加したことで問題点はありますか」や「裁判員制度導入により、弁護士の仕事に変化はありましたか」など、興味深い質問も多々ありました。
中には、「司法修習生は今度から給料はなくなって、兼業も禁止と聞いたのですが、本当ですか」という質問から、その場で意見交換になったものもあり、あっという間の2時間でした。
お2人とも気さくに、実際のお話をたくさんして下さり、弁護士という仕事の魅力も厳しさも、十分に伝わってきました。ライフスタイルに合わせて仕事を調整することができ、復帰がしやすいという点では女性が長く続けやすい仕事だともおっしゃっていました。また、今後、新司法試験や修習のシステムが変化していく中で、どんどん法曹界が変わっていくだろうというお話もありました。
2時間のお話を終え、解散したあとも、すぐ隣にある横浜地方裁判所で傍聴をしたいと、早速向かっていった生徒もおりました。非常に生徒たちには大きな刺激となったようです。
昨日の女性社員の方のお話しもそうですが、ロールモデルに出会うことで生徒達は自分の将来のビジョンをより鮮明に持てたのではないでしょうか。この中に未来の弁護士がいるかもしれません。