2010/1/4 月曜日

教科イチ押し見学会 国際子ども図書館

カテゴリー: 授業・学習・進学 — 漆 @ 17:13:22

 今日から学校もオープンです。イチ押しの続き。引率の名小路からのご紹介です。

 教科イチ押し見学会 国際子ども図書館のご報告です。
 
上野の国際子ども図書館を、1年生~5年生で訪れました。
 
kodomotosyokan.jpg国際子ども図書館は、エントランスがおしゃれなガラス張りで、古い美しい建物に、新しさが加えられています。
外観も歴史を感じて美しいですが、中も非常に綺麗です。

生徒達は
「きれい~!」
「立派~!」
「こんな場所に住んでみたい!」
と口々に言っていました。
 
国際子ども図書館の建物は、明治39年に帝国図書館として建てられ、昭和4年に増築された明治期ルネサンス様式の建物を、大規模地震に備えて免震工法を取り入れ、再生・利用したものです。

また、この図書館は、「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く」という理念に基づき、子どもたちに読書の楽しさを伝え、図書館や本の世界に親しむきっかけを与えることを目的とした各種のサービスを実施しています。
 
まず、館内見学をさせていただきました。
建物内には、明治期の状態を再現をして、真っ白な漆喰を用いた、果物かごや花束の美しい模様のある、貴賓室もありました。
ガラスも、一部は人が手作りした手ふきガラス(表面が微妙にゆがんでいるもので、今はあまりお目にかかれません。)で、趣がありました。
 
書庫は、本を永久に保存できるように、温度22度、湿度55%に保たれています。
明治期の書庫の壁も見せて頂きました。レンガで作られていたのですが、レンガは気泡がたくさんあって風通しがいいそうです。
 
国際子ども図書館には、計25万冊ほどの蔵書があり、書庫にも入ることができました。移動式の書庫があり、生徒達は初めて見たようで驚いていたようです。おそるおそる書庫を移動させるハンドルを触っていました。
 
その後、おはなし会では、担当の方に本の読み聞かせをしていただきました。
みんなは、何年ぶりに本を読んでもらえたのかな? 

「子どものへや」では、本がどこの場所でも読めるようにと、影ができないようになっていました。
生徒達は、みな紙の上などに手をかざして確認をしていました。
「子どものへや」では、世界各国(北欧・東欧・東アジア・西アジア等)の児童書や、昔懐かしの本など多数あり、自由時間になると、生徒達は思い思いに本を手に取り、楽しんでいたようです。

「こんなおもしろい本がありました!」
「私、この本は親に買ってもらって大好きな本だったの。」
「本の検索をしてみたら、こんな本がありましたよ。」
等々、国際子ども図書館を満喫していたようです。
 
「こんな素敵な図書館があったなんて、来られて嬉しいです。」と言っていた生徒もいました。
 
生徒達は、約二時間の見学を有意義にしたようです。
今後も、本の世界を楽しんでもらいたいものです。