早稲田大学連携 総合学習 ③
早稲田模擬授業のつづきです。基幹理工学部からは、 機械科学・航空学科 西田進一准教授にお越しいただきました。終了後、案内の生徒が、パイロットになるにはどんな条件があるのか、熱心に質問していました。とても興味をひかれるお話しだったそうです。
担当の石井からご報告します。
西田先生の特別授業についてご紹介いたします。
前半は早稲田大学の魅力を語られました。
全員にパンフレットと学生の授業の時間割を配られ、早稲田大学理工学部での生活や学べることについてお話になられました。また、西田先生は、早稲田本庄高校→早稲田大学→同大学院の出身の先生ということもあり、大学の周辺地域の情報などを熱心に語られました。
後半は、航空機が作られている材料についての説明でした。航空機というと、地球の大気中を飛ぶものと考えられがちですが、その活躍する空間は宇宙にまでおよび、具体例として、月面の人工物の上についたほこりをどのように掃除するか?などという技術についてご紹介されました。 また、現在の航空機に使用されている材料の50%がプラスチックであるという説明には、生徒全員が「本当ですか?」という驚きの歓声を上げていました。
昔ならば、ジュラルミンやチタン合金という答えになるところで、科学技術の進歩を感じました。
航空機を作る材料として、アルミニウム、マグネシウム、発泡アルミニウム、ニッケル超合金を持参され、生徒全員にさわる機会を作ってくださいました。授業は、パワーポイントをご使用になり、アニメーションを駆使され、とてもスピーディーで興味ある説明と内容でした。
なによりも、西田先生が、楽しそうに科学を語られているのが、印象的でした。今回の授業を受けた生徒達が、将来、西田先生のように楽しそうに科学を語るように育って欲しいと感じました。