映画「柘榴坂の仇討」特別講座 第1回
今日は第一回目の学校説明会を開催しました。ご予約が会場のキャパ一杯になってしまったため、途中で締め切りにさせていただくことになり、申し訳ありませんでした。
本校では、生徒の未来から逆算し、社会を知るため、様々な専門家の方に特別講座をしていただいています。今年度に入って、すでに7つの特別講座が実施されています。そのうちの一つ、数回シリーズで行われる映画制作を学ぶ特別講座のご紹介です。
小滝祥平プロデューサーは日本文化を伝えるということを大切になさっていて、今回のテーマは「矜恃」。そうした日本の価値観を次世代にも伝えたいと、このようなチャンスをいただきました。
これまでの制作作品のリストを見て、「これ知ってる!」「これはテレビで見た!」と、生徒は大盛り上がり。今回の参加動機を聞くと、映像に興味がある子、進路を考える上で体験を広げたいという子、中には、「私はこういうチャンスに応募する勇気が今までなかったのですが、母から、自分が出たいんだけど出られないから、あなたが参加してお母さんに話してと頼まれました」という子も。(お母さんが、主演の中井貴一さん、阿部寛さんのファンなのでという子も)
私もお話を伺って、映画制作の背景にある志と大変さを初めて知りました。「映画にかける経費意外の自分たちの移動や宿泊費を最小限に抑えることは制作者の誇りでもある」というお話にジーンときました。
担当の伊藤(由)からの報告です。
映画「柘榴坂の仇討」の特別講座、第1回が行われました。
30名の募集に対し、参加希望者は47名。先方のご厚意で、全員参加できるようになりました。
都合により初回は教室で行うことになり、室内はものすごい熱気。初回のメイン講師は小滝祥平プロデューサーです。
まずは小滝さまがプロデュースしてきた映画の予告編をいくつか流してから、本題に入ります。・映画を配給するうえでの仕組みや、配給と制作との違い。
・どれほどの数のスクリーンで一日に何度、どの時間で放映するのかを選ぶ権利。
・企画から公開、テレビ上映するまでのスケジュール。
・「(もともと評価の高い)売るための企画」からでないスタートがどれほど大変なのか。
・「伝えたい、作りたいもの」を世に出すまでにどれだけの要素が必要か。
などなど。いろいろな段取の期間の中でも苦労する部分を、裏話も含め、お話しくださいました。
楽しく貴重なお話に、生徒ひとりひとりが集中して耳を傾けていました。
今回「柘榴坂の仇討」という作品は、「伝えたいこと」があってお作りになった作品。
それをたくさんの方に観てもらい制作の方々のメッセージを伝えるために、特別講座参加者が広報していきます。
まずは、そのメッセージを自分たちで把握するための読書感想が初回の課題です。今後に向けて、好きな映画作品を含めた自己紹介をして、終了。
暑かった……の声とともに楽しかった!これからも楽しみ!という声があがりました。
公開の秋まで充実した時間が過ごせそうな気のする5月初めの初回でした。