2013/12/17 火曜日

【1年総合学習】ネットリテラシー講座

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 17:49:02

今日は午前中、2年生が州村先生の華道の授業第1回目を受けました。昨年までは教室で行っていましたが、今年は初めて講堂でデモンストレーションをしていただきました。

手元がプロジェクターに映るようにしたので、後ろからでも、花器の中までよく見えて生徒も興味津々。写真も撮りましたので、この様子はまた後日。

午後は、教科イチ押しで生徒と外務省に伺いました。ご紹介で特別にアレンジしていただきました。記者会見場で外務大臣がスピーチする場所で写真を撮ったり、女性職員の方にお話を伺ったりと充実した内容。私もいろいろ質問してしまいました。これも一緒に行った教員が写真を撮っていますので、後日。

で、今、学校に戻ってきてこれを書いて、またお出かけ。こうして、いろいろなご縁をいただき、生徒達へフィードバックできて幸せです。

前回の総合学習の様子をご紹介します。

担当の髙田からの報告です。

1学年では11月27日の総合学習で、株式会社ガイアックスの杉之原様を講師としてお招きし「ネットリテラシー講座」を行いました。
この講座を企画したのは、ソーシャルメディアは便利なコミュニケーションツールとして普及する一方、危険性について、十分な知識がないままに利用されている現状があり、使い方を一歩間違えば、重大な事態を招きかねないと考えたからです。以下は講演内容の抜粋ですが、さまざまな事例も交えて、わかりやすくお話し下さいました。
本日のゴールは「LINE、ソーシャルメディアの使い方を知る」です。

ステップ1 「コミュニケーションって?」では友達に借りたノートを汚してしまった場合を例に、「文字だけで気持ちは伝わりにくい」こと。

ステップ2 「インターネットに書くと?」ではドラゴンボールZのマカンコウサッポウをまねて写真添付した高校生のツイッターが、3日で20000リツイートされ、さらに全世界に広がっていった事例をもとに「ソーシャルメディアは世界につながっている」こと。

ステップ3 「ソーシャルメディアの危険なところ」では「個人情報と出会い」「サービスID」などをキーワードに「個人情報の掲載は気をつける。(特に友達の情報)」また「良くないことを書いて炎上」をキーワードにネット上に存在する、わずかな情報から「人物特定し、ネット上に公開する人達」の存在や「一度書いたことは完璧に消せない」ことなど。

まとめとしてLINE、ソーシャルメディアはコミュニケーション手段のひとつに過ぎない。リスクを理解して適切に使用することが大切であると結んでいただきました。

   

講演後、司会から、人物特定では住所や学校、家族の仕事までネット上に公開されることもあること。結果、深刻なストーカー被害や犯罪に巻き込まれるなどリスクもあり、被害は自分だけでなく、家族、友人などに及ぶこともあること。
また、そのような被害にはあわなくとも友人や関わりのある人との人間関係に悪影響がある場合もあること。
書き込み内容によっては、自分自身が違法行為に荷担したり、賠償問題になる場合もあり得ることなどを話し、今回の講演を通して学んだこのような危険性やリスクについて、十分に認識する必要があることなどを話しました。
最後に、貴重な時間を毎日、何時間もソーシャルメディアなどに費やし、使うべき道具に使われているようなことにならないように気をつけて欲しいと伝えました。
今回、校外の専門家の方をお招きしての講演で、生徒の皆さんも興味を持って聞けたのではないかと思います。今後、ソーシャルメディアを使う場合には、学んだ事を活かして欲しいと思います。